シンセサイザーと音楽の専門誌 「FILTER (フィルター)」Volume.09が入荷しました。
2021年の刊行以来不定期で発行されている、シンセサイザー好きに向けられたムック本。
シンセベースやリズムマシーンの他に外見デザインなどマニアックな内容がございますが、毎号シンセサイザーに関してわかりやすい使用術やコラムも掲載されていますので初心者にも楽しめる内容となっています。
今回表紙を飾るのは今年2025年10月に「核P-MODEL」名義で4枚目のアルバム「unZIP」がリリースされる平沢進さん。
リニューアルされた通称「青の間」と呼ばれるプライベートスタジオと、そこで製作されたニューアルバムに関してインタビューが掲載されています。
1979年に結成されテクノ御三家の内の一つとして紹介されたテクノポップバンド「P-MODEL」。
音楽性やメンバーが大きく変わったり、時には「凍結」と評した活動休止がありながらも2000年まで独自の音楽性を持ちながら活動されていました。
そのオリジナルメンバーである平沢進さんが2004年から不定期でP-MODELの作風を継承したソロ・プロジェクトが「核P-MODEL」になります。
2018年の「回=回」から7年ぶりのニューアルバム発表、そして本誌に掲載されているニューアルバムのジャケットデザインとコンセプトに、GREEN NERVE(平沢進ファンクラブ)の会員である私は興奮しアルバムの発売まで楽しみで仕方ありません。
今回の特集は、今や定番の組み合わせとなっている「シンセサイザーとロック」。
ロックとシンセサイザーとの歴史と数々の名盤や名演を振り返り、ロックと定番シンセサイザーMinimoogとの解説や現行シンセサイザーのレビューが特集されています。
また「ヨルシカ」や「いきものがかり」などの数多くのアーティストのサポート演奏をされている平畑徹也さんがロックにも活用できる音作りや使用術にかんして解説されていますので、ギターやベースのみならずシンセサイザーにも興味を持たれている方にも手に取りやすい内容となっています。
さらにロックバンド「UNICORN」のバンドリーダーを務めソロ活動をされているABEDONさんのインタビューや、ニューウェイブバンド「POLYSICS」のハヤシヒロユキさんと数々のアーティストのプロデュースや楽曲提供をされている堀江博久さんとの対談、「P-MODEL」にキーボーディストとして在籍されていた経歴を持ち、現在はソロで活動されている田中靖美さんのインタビューが掲載されています。
テクノやニューウェイブ好きにはたまらない1冊となっております。
プレミアムギターズでは1階にて書籍を取り扱っておりますので、是非ともご覧になってください。
ご来店お待ちしております。