今回は Fender Custom Shop より、『NAMM 2025 Limited 2025 Stratocaster Pro』のご紹介です。
こちらは前回に引き続き、Fenderのディーラー向けイベント "Custom Shop Show" で獲得した、2025 NAMM Show限定モデルです。
実は今回の "Custom Shop Show" の一部モデルは、NAMM2025限定でラインナップして人気が高かったモデルをピックアップし、今回のショーのために再度作成して日本のユーザーにも渡るように出展されていました👀
そして今回はその中で獲得した即戦力仕様のストラト "NAMM 2025 Limited 2025 Stratocaster Pro" をご紹介いたします💪
"Stratocaster Pro" というモデルは以前からもあり、Proの名前にふさわしくモダンなスペックを採用していることが多いのですが、この NAMM2025モデル はロック式ペグではなくヴィンテージタイプに、ブリッジを2点支持ではなく6点支持のものを採用するなど、細かな点で少しクラシックなスペックを採用しています。
しかし基本は弾きやすさを突き詰めた仕様で、クラシックなスペックを混ぜながらもとても高いプレイアビリティを実現しています👀
まず一番にお伝えしたいのはネックの仕様で、これは弾きやすさにかなり驚きました!!
シェイプは個人的にもお気に入りな細くて薄い形状の "60 Style Oval C" に、指板は 9.5-12インチ の緩めな丸みのコンパウンドラディアスで仕上げられています。
さらにボディは コンタードヒール を採用し、ハイポジションでのプレイは特に快適を極めているので、この3つの組み合わせによって神がかったプレイアビリティを実現しています💪✨
レリックのルックスから考えられない程の弾きやすさで、これは他のモデルにも採用したくなる組み合わせですね…😏
そしてウッドマテリアルは アルダーボディ、クウォーターソン(柾目)メイプルネック、ラウンド貼りのローズウッド指板と、現在オーソドックスとなっている組み合わせを採用しています。
重量も 3.56キロ で、アルダーボディモデルとしてちょうど良い塩梅のウェイトに仕上がっています👀
肝心な生鳴りですが、ボディは シン・ラッカー塗装 の薄さによるナチュラルさに控えめな響きながらしっかりとローミッドを感じられ、ネックの鳴りはラージヘッドを採用していることもあり豪快な振動が左手にビンビン伝わってきます💪
大きめに削られた ボディバックコンター や コンタードヒール が取り入れながらも鳴りは損なわれず、全体的にしっかりとした響きを感じ取ることができます✨
PUには、ネック&ミドルに "Hand-Wound Vintage '65 Strat" 、ブリッジに "Hand-Wound '69 Strat" を搭載しています。
Vintage '65 Strat はレンジの広さに骨太さを備えていて、'69 Strat は少しドライで粒立ちの良いトーンで、どちらのPUもそれぞれのポジションに適しています。
キャラクターは少し違えど、両方とも エナメルワイヤー&アルニコ5マグネット を使用しているので根本的なトーンは通ずるものがあり、ギャップを感じない扱いやすいコンビネーションに仕上がっています✨
そしてコントロールは "Vintage Modified Strat #2" を採用し、 "Bleedカスタム" のおかげでボリュームを絞ってもハイ落ちせず手元でゲインコントロールをするような感覚でボリューム調整が可能で、その場で ハイゲイン(メモリ10)→クランチ(メモリ5) のようなコントロールが可能です💪
トーンは "ネック&ミドル"、"ブリッジ単体" とPUの種類で分けられそれぞれに異なるコンデンサを搭載し、ブリッジ側はネック&ミドルよりもハイミッドが前に出てさらにブリッジポジションに適したサウンドに仕上がっています。
そのためブリッジ側トーンをメモリ8ぐらいまで絞るとドライさが抑えられてローミッド~ミドルが前に出てくるので、よりPUのサウンドキャラクターに統一感が出ます💪
またブリッジPUは強く歪ませても音の粒がしっかりしているので、ギラつき具合をトーンで調整すれば様々なゲインサウンドメイキングが可能です✨
弾きやすさを極めたモダンなスペックに、伝統的なフェンダーのエッセンスを加えた 2025 NAMM Show限定の "Stratocaster Pro" !
この一本で様々なジャンルや場面に対応可能な、まさしく "Pro" の名を冠するのにふさわしい即戦力な逸品です✨