お世話になっております。プレミアムベースの濵田です。
本日は現在開催中の【Fender Custom Shop Fair 2025】から
Fender Custom Shop
2023 Custom Collection Time Machine 1953 Precision Bass Journeyman Relic (Aged 2 Color Sunburst)
をご紹介します。
フェンダーのOPBといえば、、、?
とにかく年代によって事細かに仕様が変わるのでコレがOPBだ!!ってのは難しいですね。
ニュっとしたピックガードにむき出しで丸みを帯びたピックガードが可愛いと思い、この人生を生きてきたのですが、いざ楽器屋になってみると一般論は【シブい】ということを知りました。わたくしは基本そういう感覚がズレているんですよね(まあベーシストって皆そんなかんじか、、、)
この時期のOPBといえば、、ボディコンターが無いスラブボディ。可愛いんですよ。シュッとしてないのがマヌケというかどんくさいというか無骨というか、そういう所が好きです。(もちろんバックコンターも無いです)
(確か)54年からのコンターありもアレはアレで好きですけどね~~~(豆知識ですが、54年からのコンターは少し浅めなんですよ)
ブリッジは独立ではなく、1、2弦と3、4弦でまとまっているテレキャスみたいなブリッジです。2wayの。
そうです!!!!!!!ほぼ確実にオクターブチューニングが合わないで有名な【アレ】!!です!!!!!!
私濵田、guitarもほどほどに嗜んでおり、51仕様のテレを弾いているのですが、、、、このブリッジです。オクターブチューニングが合わないのはもちろん、弦高調整もシビアです。正直面倒です。でもそういう所が好き^^
オクターブが合わないとか弦高が高いとか、、そういうの全部込みで個性の一つだと思います。ハイフレットに行けば行くほど和音が濁っていく感じが、、好きや!!!!
ネックは綺麗な柾目の1ピースメイプル。やはり反りに強く、いつ触っても同じコンディションです(ヘッドもしっかりテレヘッドです)
店でのセッティングは割と高め(フェンダーっぽさを出すため)にしているのですが、弦高低めにしてもベリべリ鳴って楽しいかもしれませんね。
ネックシェイプはUシェイプです。伝統的なシェイプですね。個人的には薄いネックが好みですが、厚いネックじゃないと出せない音があるんだろうなあ、とは思います。
弦はフラットワウンド弦が張ってあります。
ラウンドワウンド弦が開発されたのはもう少し後なんです。こういう所をみるとコダワリを感じますね。
ボディはアッシュの2ピース。ですが約4.05㎏と、アッシュを使ったフェンダーの中では軽い方ですね。写真では見えにくいかもですが、ウェザーチェックがビッシリと入っており、渋い雰囲気に仕上がっています。
サウンドはOPB特有のボリッとしたベリッとした、プレシジョンベースっぽくも高音に艶のある不思議なサウンド。
いや、元はといえばコレこそがベースっぽいサウンドと言えるのでしょう。元祖プレシジョンベースですし。
自分は小さいころから現代的なベースサウンドばかり聴いて育ったので、OPBの音には違和感がありましたが、ブルースとかで想像してみるとピッタリ合うサウンドだなあと感じます。ロックンロール等でも使いやすいサウンドなんじゃないでしょうか。
カスタムショップ特有の異常なまでの音圧と空気を纏ってるようなニュアンスも当然持ち合わせています。コレどういう事なんだろうな~~ハイエンド特有の振動って。
毎度毎度カスタムショップを触る度に、アンプの前で弾くとあんまりだな、、と感じるんですが、少し離れて聞くといきなり綺麗な音になって驚きます(人が弾いてると綺麗な音に思うねんな、、、人が弾いてると、、、)
OPB、自分の好みとは外れますが、コレはコレでなんとも。クセになる不思議なサウンドです。
【Fender Custom Shop Fair 2025】の1万円分ポイントプレゼント、フェンダー純正ギグバック(頑丈なヤツです!)プレゼントに加え、クリスマスセールで少しですが手にしやすい価格になっております。
この機会にぜひご検討ください。