ロックハウスイケベ池袋ギター担当/江原(えはら)です。
今回紹介するのは「momose MC2-STD/M (BLK-Aged) SN.20965」です。
ブラックのボディにエイジド加工、さらにメイプル指板。
この組み合わせ、ケースから出した瞬間に「何年も弾き込まれてきた相棒」みたいな顔をしているんですよ。
塗装の剥がれ、控えめながらも程度良く見られるウェザーチェック、ネックの使い込まれた感じは是非とも実物を見て欲しいところ・・・
momoseのORIGINALシリーズは、ヴィンテージの基本構造を受け継ぎつつ、現代的なアップデートをあちこちに仕込んだラインナップです。
「材の個性に合わせて加工し、鳴りをそのまま引き出す」という百瀬氏の考え方が形になったシリーズですね。
『MC』はSTスタイルをベースにmomose流にブラッシュアップしたモデルで、木工から塗装、組み込みまで飛鳥工場の職人さんが1本ずつ手作業で仕上げています。
ボディはアッシュの2ピース、ネックと指板はメイプル。
アッシュ×メイプル指板なので、立ち上がりが速くて明るめ、輪郭のハッキリしたキャラクターが期待できる組み合わせです。
塗装はオールラッカー。エイジド仕上げとラッカーの相性はやっぱり良いですね・・・!
重量は3.04kgと軽量です。
アッシュボディでこの重さはなかなか嬉しいポイントだと思います。
MCならではの作り込みも見ていきます。
まずは1弦側のホーン。一般的なSTタイプよりもえぐりが大きく取られていて、ハイポジションまで手がスッと入っていきます。
手の大きい方でもハイフレットで窮屈になりにくい形です。
ネックジョイントはオーソドックスなプレートジョイントですが、プレート部分を落とし込み加工しているので、出っ張りが気になりません。
サウンドはトラディショナルに、弾き心地はしっかり現代的に、という欲張りな作りです。
指板サイドには指板と同じメイプルでウッドバインディング。
サイドがツルッと滑らかで、フレットのバリが飛び出してくるトラブルも防いでくれます。
季節の変わり目に「指板の端がチクチクする・・・」はギターあるあるなので、これはありがたい仕様ですね。
オリジナル形状のヘッドには広めのロッドアジャストホールが設けられていて、トラスロッドの調整もしやすくなっています。
調整好きとしてはこういうところが地味に嬉しいです。
ピックアップはmomoseオリジナルのシングル『VS-1』が3発。
シングルらしい歯切れの良さを持ちつつ扱いやすさも備えたチューニングで、ジャンルを選ばず使える音作りになっています。
ブリッジはGOTOH GE108TS、ペグはGOTOH SD91-05M MGの安心安全コンビ。
弦は出荷時からElixir NANOWEB Light(.010-.046)が張られているのが嬉しいところ。
ケースはごつめなmomoseのギグケースが付属してます。
軽量アッシュにブラックのエイジド、メイプル指板の抜け感まで揃った特別オーダーの1本。
見た目の渋さと弾きやすさ、両方欲しい方に手に取って頂きたいです!