「Fireball」って兄貴分の「Powerball」の機能を省略しただけ?
いえいえ、そんなことはありません。
「Fireball」には「Powerball」とは別のサウンドデザインが施されています。
「Fireball 100」のコンセプトはタイトでパンチのあるサウンド。
「モダン・ハイゲイン」という言葉が生まれる以前のサウンドの方が好みであれば「Powerball」よりも「Fireball」をオススメします。
「Fireball」もゲインの高さはハイゲインの領域までありますが、締まりの良い低音をもつキャラクターは「モダン・ハイゲイン」というよりは「クラシック・ハイゲイン」とでも言いたくなるようなサウンドです。
とは言え、昔のアンプと比べるとゲインを上げていっても音が潰れないキレの良いサウンドはやはり現代アンプならでは。
言うなれば「モダン・クラシック・ハイゲイン」それが「Fireball 100」
絶妙に低音をカットしたタイトでストレートなサウンドは、クリーン・チャンネルでは透明感のあるヌケの良いサウンド。
リード・チャンネルにおいても、ゲインを上げていっても低音が引き締まっている事で、キレの良いリフに最適なサウンドを出力します。
でもちょっと低音が物足りない・・・、そんな場合でもボトム・スイッチをオンにすれば低音を足す事が出来ます。
リフに最適なサウンドではソロの時にミッドが不足するのでは?と思われるかも知れません。
そんな時の為に「Fireball 100」はミッド・ブースト・スイッチを装備しています。
このスイッチをオンにすれば、ミッドが押し出される事でよりスムースなサウンドになります。
クリーン・チャンネルにも機能するこのスイッチは、豊かなハリの有るクリーン・サウンドが欲しい時にも有効。
ミッド・ブーストは別売りのフットスイッチ「Z-4」等を使えば足元でオン/オフを切り替える事も可能です。
●コントロール
<クリーン・チャンネル>
Clean Gain、Bright SW、Master A (Z-4使用時は選択式)
(EQセクションは共通)
<リード・チャンネル>
Lead Gain、Lead Volume、Master B (Z-4使用時は選択式)
Noise Gate Threshold
(EQセクションは共通)
<両チャンネル共通>
Bottom SW、Mid Boost SW、Bass、Middle、Treble、Presence、Dry Effect Ballance、
●入出力
INPUT、 FX LOOP(SEND, RETURN)、POWERAMP OUTPUT(4ΩParallel、8ΩParallel、16ΩSerial)
Foot SW(Z-4×2)、AC SOCKET
●使用真空管
12AX7(ECC83)・・・4本
6L6GC・・・4本
*パワー管の異常を察知してアンプを保護するパワーアンプ監視システム搭載
■外形サイズ : 約71W×27H×27D cm
■本体重量 : 約21Kg
■使用電源 : AC100V
※専用フットスイッチZ-4(別売)
Z-4を使用した場合に切り替えられる機能はパターン①もしくはパターン②です。
Z-4を2台使用した場合はパターン①、②の両方の機能にアサインすることが出来ます。
パターン①
左フットスイッチ・・・ミッド・ブーストのオン/オフ
右フットスイッチ・・・FXLOOPのオン/オフ
パターン②
左フットスイッチ・・・クリーン/リードのチャンネル切り替え
右フットスイッチ・・・マスター・ヴォリュームA/Bの切り替え
※商品画像のスピーカーキャビネットは付属しません