・いつでもどこでも最高のサウンドを奏でるチューブヘッドアンプ
演奏環境によってもたらされるストレスを解消すべく、ジョン・サーと彼の息子であるケヴィン・サー、そして伝説的なプレイヤー / レコーディングアーティストであるピート・ソーンの三人が創り出した New Standard Tube Amp。
このPT15 I.R.は後世に語り継がれるであろうリアクティブロード、インパルスレスポンス(IR)をチューブアンプにビルトインさせた画期的な製品です。
スピーカーを大音量で駆動することにより初めて真価を発揮するチューブアンプは、アンサンブルでのバランスや演奏環境による音量制限によってトーンが左右されるという、音に妥協しないミュージシャンやエンジニアにとってはコントロールが困難なものでした。
この問題に対するソリューションとして登場し、近年注目を集めているのがスピーカーキャビネットの解析技術であるインパルスレスポンス(IR)です。IRはギター用スピーカーの代名詞とも言えるCELESTION社製を筆頭に、すでに世界中におびただしい種類のキャビネット+マイキングデータが存在しています。
PT15 I.R.はCELESTION製IRに加え、入力周波数によってインピーダンスが変化するスピーカーキャビネットと全く同じ作用をするリアクティブ・ロードをIRプレーヤーとして搭載。最高のチューブアンプサウンドをあらゆる環境で再生するだけでなく、チャンネル毎に使用するIRデータを切替えることにより、クリーンはフェンダー系キャビネット、クランチはVOX系、リードサウンドはマーシャル系キャビネットを使用する等、アナログシステムでは至難であったサウンドシステム構築を可能にしました。
・サウンドに合わせた最適なキャビネットデータを保存
各チャンネルには個別にIRをアサインすることができます。これはつまり、オープンバックの2 x 12をクリーンチャンネルに、2つの異なるクローズドバック4 x 12をリードチャンネルに使用といった方法が可能になるということです。
PT15 I.R.には、SuhrスピーカーキャビネットのIRが16個収められています。オープンシステムのため、USBを通じてサードパーティ製のIRも使用可能です。
・自宅練習やホームレコーディングでも
フロントパネルにヘッドホンを接続しIRを選択することで、スピーカーキャビネットなしでもリアルなアンプサウンドを出力します。そしてAuxインプットにステレオ音源を接続することで、アンプサウンドとバッキングトラックを同時にヘッドホンで再生できます。
※掲載画像はサンプルです。ステッカーの位置等が実機と異なる場合があります。
専用カバー付属
フロントパネル :Input、Aux Input、Headpnhone Input、IR Level
(CH1) Bright Switch、Gain 1、Bass、Treble、Level 1
(CH 2/3) Bright 2/3 Switch、Gain 2、Gain 3、Bass、Middle、Treble、Level 2、Level 3、 Channel Select Switch、I.R.Bank Select Butoon、I.R. Cab Select Button、I.R. LEDs、Power & Stand By switch
バックパネル :H.T. Fuse、Mains Fuse、Mains Input、Reactive Load Parallel Output、Reactive Load Disconnected Output、Impedance Selelctor、FX Loop Send、FX Loop Return、Footswitch (TRS) jack、Balanced/Unbalanced Line Out、I.R. Filter Bypass Button、USB Jack
真空管 : 6V6GT x 2、12AX7 x 5
FX Loop : チューブドライブ・バッファード
メインヒューズ :T1.5A/250V (Slo-Blo) - 100VAC
H.T.ヒューズ :F.5A/250V (Fast-Blo)
I.R.フォーマット :.WAV、Mono、24bit、48kHz、20.5ms(20.5msを超える長さのI.R.は20.5msに切り詰められます)
I.R.アウトプットレイテンシー :1.2ms
寸法 / 重量 :521mm x 209mm x 235mm / 約11.2kg