Gibson
ES-125T '66

1938年にエレクトリックスパニッシュギター「ES-100」が発売、1940年代には「ES-125」とモデルネームが変更され、以降マイナーチェンジが繰り返され発展してきたギブソンギターの名作です。深胴ではない薄いシンラインボディの『ES-125T』は1956年より登場、1968年頃まで生産され続けました。

今回入荷は各パーツやシリアルナンバーよりナローネック期1966年頃の出荷品と判断しております。

【ボディ】
全体重量は約2.4kg。ボディ材は多くのシンボディホローモデル同様にラミネイトメイプル、外周は褪色によって少し茶色味がかった、渋く美しいアイスティ系のサンバーストカラーに彩られます。べっ甲柄のピックガードは経年変化はみられるものの、現状では割れもなくきれいなコンディションです。ボディはウェザーチェック、ボディ左側の激しいすり傷、ボディバックを中心に打痕がみられますが、塗装の艶自体は良好で、ヴィンテージ楽器らしい雰囲気の良いコンディションといえるでしょう。ネックセット左側にストラップピンが追加されています。

【ネック】
ネック材はマホガニー1ピース、フィンガーボード材はローズウッド。全体的にウェザーチェック、ヘッド周辺やネック裏に細かな打痕がみられるものの、かなりきれいなコンディションをキープしています。チューナーは巻き具合の固さに少々のバラつきはみられますがしっかりと機能します。フレットは全体的に少々の減りはみられるものの、現状音詰まり等の問題はございません。ナット幅は40.0mm。比較的すっきりとしたネックシェイプが特徴です。

【電装系】
コントロールはオーソドックスな【マスターボリューム／マスタートーン】、1ピックアップのシンプルな回路は素材の良さを引き立たせてくれます。ピックアップは誰もがいちどは憧れる50年代P-90。芳醇でメロウなトーンを得意としつつも、ピッキング次第でクリアで音立ちの良いサウンドもこなしてくれる魅力的な1本です。生鳴りの大きさも魅力のひとつでしょう。

付属ケース：ノンオリジナルハードケース