■MXR
EVH5150 OVERDRIVE

※アンプステーション扱い

エディが亡くなった事で初めて「ブラウン・サウンド」と言う文字を目にした方も少なからずおられると思います。

このEVH5150、「5150 III」アンプの開発に関与したスタッフが設計に携わっている為、単なる3-band EQ付きのディストーションの枠にはなっていない所がポイント。
EQは12時辺りからのブースト・カットでセッティングし、ゲインを上げると近年のエディ・サウンドが楽しめます。

3つのEQをすべて左へ全振りしてカットしてみてください。個人的な所感では「ブラウン・サウンド」らしきトーンがここのポイントに眠っている様に感じます。
「さぁ、歪ませるぞ!」のテンションでEQをオールゼロにする方はいないと思います。が、そこはアンプビルダーが設計したドライブ・ペダル。
ありがちな「ここのポイントが最強!」とはぜず、優しい入口に見せかけて簡単にはやらせてはくれません。

「ブラウン・サウンド」:ファーストからFAIR WARNING期の伝説的な改造マーシャルサウンド。(だと思っています。強めのファンの方、違っていたらすいません)
この後にサミー期に入った辺りでPeavey 5150に変わり、さらに5150 IIになりギンギンで鋭めななディストーションに移り変わって行き、様々な大人の事情を経て近年のEVH 5150 IIIに至る。
その時間軸をこの1台の中のセッティングの妙で表現出来る様なイメージにしてある、と勝手に思っています。

余談ですが、EVH 5150 IIIも「クリーン、クランチ、リード」にはなっていないですね。グリーン:ブラウン期、ブルー:5150II期、レッド:5150IIIの切り替えになっていると思っています。

解釈、咀嚼と言う脳内フィルターを通すと、このペダルの設計力の高さに関心されると思います。

SDE-3000のペダルも発表になり、EVH関連機材がまた盛り上がってきた感じですね。

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