赤色大好きな綿引にとっては堪らない限定特別仕様。
「VOX AC10C1 Classic Vintage Red」「VOX AC30C2 Classic Vintage Red」のご紹介です!!
両機種とも、VOXアンプといえばの真空管「12AX7」を採用。サウンド、重さ、内部の仕様は従来のモデルそのまま、UKらしく落ち着いた絶妙な赤、黒と金で編まれたグリルクロス、そして長方形のロゴが目を惹くラグジュアリーな装いに。
さらに、個人的なツボとしては、(AC30のみになりますが、)コントロールパネルのキラキラしたルビーレッド。
トーレックスの渋めな赤との対比が最高、特別感で胸がいっぱいです。
肝心の音といえば、心配御無用のTHE・VOXサウンド。センシティヴなアタック感と、太いLow、弾けるプレゼンス、艷やかなクランチの音色をしっかり堪能できます。巻弦を弾いたときの「ゴーン」という響きと、最速で耳に届く音の立体感はやはり、VOXでしか味わえませんね。
また、他のアンプに比べて音がすぐに吠えない点も非常にクールです。Marshall、Fenderだと、(音が変化しだすツマミの位置も含め、)早い段階で演奏者側もアンプもホットにサウンドする印象があるのですが、VOXアンプは特徴的なアタック感のせいか、情緒的には振る舞ってくれないイメージ。プレイヤーにとってもいい意味で「イケイケドンドン」なプレイに走りにくい感触です。となると、VOXは吠えないアンプなのかというと、そんなことはありません。昂ぶる沸点が他のアンプと異なるだけで、セッティングやプレイのアプローチがバチッとハマれば、誰よりも太く強い音で応えてくれます。
小ぶりな10ワットのAC10(写真4枚目)においてもこのキャラクター、音色は健在。同じサイズ感の「Fender Prinston Reverb」と弾き比べても、VOXアンプの旨味をしっかり発揮してくれていました。音のまとまりや、扱いやすさで言えば、こちらのモデルのほうが、どんなギターやペダルでも相性良く楽しめると思いますよ。
以上、2機種のご紹介いかがでしたでしょうか? アンプの性格上、やや暴れ馬的な側面もありますが、そこを乗りこなす楽しさと所有感はピカイチな一台です。加えてこの特別仕様の満足感。この価格帯で本格的(マジ)なチューブアンプを手に入れられることもオススメなポイントです。
時を逃さずぜひ一度チェックしてみてください!!