「これあればなんでもできるじゃん…」
スタジオミュージシャンも惚れ込むブランド "VARITA(ヴァリータ)"。
USA製と日本製の二種類を展開しております。
こちらはスタジオミュージシャンといえば必ず思い浮かべる一人 "今剛" 氏 のUSA製シグネチャーモデル。
PUのフロント&リアには、今では希少どころではないほど入手困難になってしまったTom Holmesを搭載。
ピッキングニュアンスがダイレクトに伝わる、程よく枯れたサウンドは多くのアーティストを虜にしました。
余談ですが、かのX JAPANのhideさんもこのPUを大変気に入っていました。
今聴いても革新的な音楽を世に放ったhideさんですが、実はヴィンテージのレスポールを持ってたり、
それを基にして自身のシグネチャーモデルに反映させたりなど…サウンドに強いこだわりを持っていた氏をも虜にする一品です。
話を戻し、ボディを見てみます。
これは実物をみるとより感動するのですが、あのPerformance Guitarの "Kenny Sugai" 氏による手作業で作られております。
(文字数の関係で詳細は調べてみてください…)
画像2,4枚目がUSA製、3,5枚目が日本製ですが見比べてみると…ボディエッジがものすごくなめらかな仕上がりになっています。
これはKenny氏が一本一本丹精込めて手作業で作られるからこそできる技です。
このPUとボディが組み合わさり、より一層あの生々しいニュアンスを昇華させ、今剛氏のプレイに一役買っているのだと確信できます。
では「日本製の通常モデルはイマイチなのか…」と思われがちですが、
全く、そんなことありません。
日本製モデルは、今剛氏のタッグとして有名なギターテック "志村昭三" 氏の全面監修。(優美音響と聞いてピンとくる方もいらっしゃるのでは)
PUはRaw Vintageを採用し、USA製と比べてエッジのあるボディと相性が良く、これはかなり上手くコストダウンしていると感じられます。
むしろこのクオリティをこの価格で維持できるのか…と驚愕する仕上がりです。
本当に良いものはあまり世に知られないことが多いですが、まさしくヴァリータはそんなブランドです。
希少パーツを使用した至極の逸品と言えるUSA製。
そのDNAをしっかりと引き継いだといっても過言ではない国産モデル。
志村氏の言葉を借りるのであれば、どちらも確かな『戦闘力』を備えた逸品です。