プレミアムベース小村です。
さて、先日のヘリテージ推しに続いて、ヴィンテラ推しです。
当シリーズはメキシコ製フェンダーに於けるヴィンテージリイシューラインナップ。
そのルーツを辿ると…かつて生産されていたClassicシリーズにさかのぼりますね。
たしか…先代Vinteraがリリースされたのが3~4年前だったかな?
そのころのラインナップというと、比較的フェンダーの王道モデルが多い中、あまり他のレギュラーモデルに無いカラーを積極的に採用していたのがちょっと印象的でした。
その後昨年秋、現行のVintera IIがリリースされました。
このリニューアル、ちょっと面白いのが…この2日間でカイト君がご紹介しましたがテレキャスターベース等のユニークモデルもラインナップに加わっているところ。
各年代/各モデルが持つ礎を体感できる、というシリーズのコンセプトを貫いているところが良いですよね。
そしてもちろんですが、王道として広く知られるモデルも展開されています。
こちらもそんな1本…です。
57年中期以降の、スプリットコイルPU採用&シェイプチェンジが行われたスタイルを採用する当機。
また、当時の特徴だったゴールドアノダイズドPBも採用されています。
メイプル1Pネック+アルダーボディという組み合わせも特徴の1つ。
(指板の継ぎ目が無いの、わかりますかね?)
アルダーの弾力感とメイプルのパリッと感は根強いファンを抱えていますね。
(個人的になんですけど…こういう仕様のPBってちょっとリッケンっぽい音の出方する気がします。)
ナット幅は44.45ミリ、指板も7.25Rで当時に倣った仕様です。
…こう数字で書くと太いし押さえ難そうに思うかもしれませんが、慣れちゃえばヘッチャラ。
むしろ太いネックが由来するゴンッと響く音が勝っちゃうかも知れません…。
ちなみにVintera IIはネックはウレタン、ボディはポリ仕上げ。
引き締まった響きと、日々使うにあたって面倒の見やすさは魅力的じゃないかなぁと思います。
というモデルの特徴もありつつ、個人的に一番推したいのは…この色。
カスタムショップでも大人気、デザートサンド…実は現行レギュラー品のベースで採用されているのはスクワイアも含めてこのモデルだけです。
焼けた白とも異なる質感…カッコイイですね。金PGも良く似合ってます。
(この年代だと黒も人気ですね。すいません、現時点で入荷待ちです…)
シリーズのコンセプトと、メキシコ製ならではのUSA然とした(良い意味で)大味な響き方がうまくマッチした1本という印象。
Heritageシリーズとも是非比べてみて頂きたいです!