2023年のNAMMショウで展示されて話題となった「レーシングストライプ」フィニッシュのE633です。
数量限定生産で、国内へはこの1台の入荷のみとなっております。
ENGLのある種「ド真ん中」モデルとも言えるFireballの低出力バージョンという立ち位置ではありますが、25ワットありますので小規模ライブくらいまでは全然まかなえちゃう音量です。
多くの方には釈迦に説法かも知れませんが、良く見かける小出力チューブアンプって、だいたいEL84か6V6を使用していることが多いです。30ワットのVOX AC30はEL84を4本、22ワットのFender Deluxe Reverbは6V6が2本ですね。
ですが、このE633は「6L6を2本で25ワット」というスペック。通常6L6が2本だと最大50ワットくらい出せるのですが、これの意味するところは出力のゆとり、という部分ですね。ENGL特有の「カタマリ感」とか「立体感」「奥行」なんてのは、この出力のゆとりがある事によって小出力でも存分に味わう事ができます。
また、クリーンサウンドについても、小出力アンプだとどうしてもレンジが限られてしまう印象がありますが、このスペックだとしっかりと澄んだクリーンがアウトプットされます。
このカラーリングもかっこいいですよね。
可愛い、、、のかも知れませんね。
人によって色々とイメージされるのではないでしょうか?某アニメの魚のキャラクターとか。