待望の入荷!今回は2023年夏のイベントで出展された "Fender Custom Shop 2023 Summer Event Limited Nocaster Thinline w/Bigsby Relic" のご紹介です。
こちらはボディがエイジド加工にFホールを採用したシンラインスタイルで、ビグスビーも相まってかなり目を惹かれるルックスです。重量も約3.09kgとシンラインらしく軽いウェイトなのも魅力!✨
塗装は極薄のラッカー塗装で仕上げた "フラッシュコートラッカーフィニッシュ" で、鳴りもルックスもより極上に仕上がっています。
また、通常のノーキャスターはネックジョイントの側面とボディジョイント部のカッタウェイ側が面一ではなくボディ側がわずかに出っ張っているのですが、こちらは二つの面の間に段差がなくフラットな状態に仕上げられています。
(ツウな方はお気づきになったのでは…)
そしてブリッジには、RSDサドル仕様でFロゴ入りの Bigsby B5 を搭載。真鍮サドルによる散らないダイレクトな鳴りが生音でも十分に感じられます。
PUには 手巻きの "Loaded 51 Nocaster" を搭載し、フロントはオープン仕様でここにもルックスで魅力的なポイントが隠れています…!
肝心のサウンドは…うーんトゥワンギー!!あの「クワッ」としたサウンドにコシのあるトーンで、クリーントーンでの指弾きからクランチ~ゲインの鋭いカッティングまで幅広く気持ちいいサウンドを奏でます。また弾き手のスタイルやクセがそのまま音に出ている感じで、細かなニュアンスもつけやすい印象です。
ネックはクォーターソンメイプルを採用し、剛性に優れたタイトな鳴りが特徴です。
シェイプは "Large C" を採用し、厚みのあるグリップにより握り込んだ際の密着感が強いです。コードを多用する方には握りこみが気持ちよく、弾きやすいグリップと感じられるかと思います。
コンパウンドラディアスも採用し、ローからハイフレットどのポジションでもプレイアビリティに優れております。
ヘッドのデカールはブランド名の "Fender" のみでモデル名が削除されており、モデル名の由来にもなっている "ノーキャスター" スタイルになっています。
1950年代、テレキャスターはまだブロードキャスターと名乗っていたのですが、グレッチとの商標問題で一時的にモデル名のデカールを切り取りフェンダーロゴのみで出荷していた、という当時の見た目を再現した仕様です。歴史的背景を知るとより一層シブさが増しますね…🤔
巷でもめったに見かけることのない仕様で、ルックスもサウンドも極上な "まさしくカスタムショップ" を肌で感じられる一本です!!