今回は Paul Reed Smith のSEシリーズから出た新製品 "SE NF3 & SE NF3 Maple" のご紹介です。
こちらはクラシックなデザインながらも、革新的なポテンシャルを秘めたモデルに仕上がっています。
このモデル最大の特徴であるPU。モデル名の由来でもある "Narrowfield" を3基搭載しています。
こちらはコイルの巻き数を増やすために通常よりも長いボビンを使用し、ポールピースの間に金属をはさんだハムバッカー構造になっています。この構造のおかげで明瞭度が高くパワフルなサウンドを出すことができます。
肝心のサウンドですが、これは…本当にノイズがない!!でもシングルコイルのよう!!スゴい!!!
音色はクリーンでもゲインチャンネルでも、1弦から6弦までしっかりと太くて煌びやかなサウンドです。すこし立ち上がりがタイトなので、味付けとしてはモダンな印象です。またトーンコントロールを使用して煌びやかさを抑えれば、パワー弱めのハムバッカーのような音色も奏でられます。
特にハイゲインでもノイズが乗りにくいので、しっかりと歪みながらもシングルコイルのような輪郭のある新鮮なサウンドも奏でられます。さらに先ほどのトーンコントロールを駆使すれば、音作りの幅はかなり広いです。
レコーディングにもかなりオススメですが、手元でコントロールする人であればライブでも使い勝手がいいと思います。
まさしく革新的といっても過言ではないです…SEシリーズはここまで進化したのか…!!🤦♂️✨
その他のスペックも、PRSならではの抱えやすいボディシェイプ、やや幅広で薄めのネックシェイプ、クオリティの安定したオリジナルのハードウェアでしっかりとプレイアビリティも高めています。
またコントロールも1ボリューム、1トーン、5wayスイッチとシンプルなので、簡単な操作で手軽にPUのポテンシャルを引き出すことが可能です。
以前の "SE Silver Sky" の記事でもお話ししましたが、インドネシア製のクオリティは本当に上がっていますね…
サウンドクオリティをしっかり継承しつつも手ごろな価格帯を実現…SEシリーズにはまた驚かされました…👀
最大の特徴でもあるPUを名前に冠し、それに違わないポテンシャルを備えたまさしく革新的かつ万能な一本。
ハイコストパフォーマンスで様々な場面に使える一本をお探しの方にオススメなニューモデルです!