プレミアムベース小村です。
ちょっとお休みを頂いていましたので、その間に愛用ギターのピックアップを交換しました。
PRS McCartyにHFS…ちょっとチャレンジでしたが、備えるゴツンっとした鳴りに更なるパワーが加わって大満足。
スタジオでもご機嫌サウンドだったので、早く本番に投入したいですね~。
さて、自分に対しても「ベースの話をせぇ!」って思ってきたんで本編へ。
ということで久々にメイワンズが届きました。
1982年、ポーランドで誕生した当ブランド。
全ての楽器が本国でハンドメイドされ、世界中のプレイヤーから支持されています。
小村がこのブランドを知ったキッカケは10年前くらい。
その頃隆盛していたメタルコアで海外勢がこぞって使い始めたんです。(ジェントが出始める近辺かな。)
完全にそのイメージに支配されていましたが、ベースではアドリアンやヤネク、ヴォイテクが愛用していることを知り、ジャンルに囚われない楽器作りをしているのに感動したのを思い出します…。
そういう所が世界中から集める支持に繋がってるんでしょうね~。
ギター/ベース共にラインナップも超多様なのですが、今回やってきたのはトラディショナルなスタイルを基調にメイワンズらしいエッセンスが加わる「Jabba」です。
まず「Jabba」だけでも色んな種類/仕様があるのですが、今回ご紹介するのは比較的トラッドなイメージが強い「Jabba Custom」の5弦。
シンプルそうに見えますが…Customの名の通り、玄人好みなスペックで仕上がっています。
アルダーボディ/メイプルネック&パーフェロー指板という王道スペックですが、ピックアップはノードストランドのハムキャンセルJタイプで、70'sロケーションでマウントされています。
アルダー特有の中域の山もありつつ、良い具合のタイトさとハリ感が心地良い感じです。
そして驚きが指板…7.5Rです。
5弦にしてはキツそうに思うでしょ?コレが実際に触ってみると、意外とスッとイケちゃいます。
セッティングもローアクションなので余計そう感じるのかも知れません。
けどダルダルでペシャペシャって感じではなくて、34.25インチという独自のスケール長が仕事してくれてます。
(僅かな数値ですが、コレが実際効いてくるんですよ。PRS使ってると本当に身に沁みます。)
パーツチョイスも抜かりなく、自社製パーツや実績十分のハードウェアを積極的に採用。
ここ最近のメイワンズ、自社パーツにスゴイ積極的ですよね~。
プリアンプも自社製で、マスタートーンを備える3バンドEQを搭載しています。
一通り触ってジャック付近に目を向けると…ヤバいです、AUXインとヘッドフォンアウトが付いてます。しかもリチウム電池です。
遂にベースさえあればどこでも練習できる時代に…。こういうチャレンジに積極的なのもメイワンズの面白い所ですね。
ヨーロッパ系楽器特有の柔らかい響き、そして皆さんが慣れ親しんだ王道JBベースの音。
その両方を持ち合わせる1本に仕上がっています。
通好みな所もありつつ、根は王道の1本ということで、Patriot等とは違った意味で、メイワンズとは?をストレートに楽しめる1本だなぁと思います。
「アドリアンモデルは見たことあるけど…」なんて方も多いのでは?
そんな方にピッタリな1本だと思いますよ~。