■Universal Audio
UAFX ANTI 1992 High Gain Amp
お茶を濁した公式キャプションが言いたい事に補助をつけてみると、
・「1990年代を象徴するメタルジャンルを生み出した120ワットのチューブアンプ」
⇒Peavey 5150 ですね。EVHサウンドの中でもサミーヘイガー期での強烈かつ切れ味鋭いディストーションサウンドは当時衝撃でした。
・「スラッシュメタルやデスメタル、さらにはグランジやブラックメタルに欠かせないリッチでスクープされたトーン」
⇒TAK先輩の様にミドルを持ち上げた倍音リッチなセッティングや、逆にミッドをほぼカットして高低を持ち上げた「ドンシャリ」がメタラーの常套句になりましたね。ミッドをフルカットしても太さが無くならない、そんな意味不明なレジェンドが「5150-1」でした。
(※5150-2になると「チャンネル切り替え」が出来る様になった事で一部回路が変わり、全体的に太さが減ってシャープになります。)
・「ハイゲインアンプに欠かせないノイズゲートも内蔵」
⇒えぇ、歪むって事はノイズが出るという事。TAK先輩も5150(I&II)使用期にはRocktron HUSH IICXを組み合わせてましたね。
・「TSスタイルのオーバードライブも追加」
⇒TAK先輩はそれでもゲインが足りないと、ソロ時はブースターオンでした。これは機材力と裏方仕事力が合わさらないと現実的ではなかったのですが、この1台の中で出来るなんて、中指立てて爪見せてあげたいくらいですホント。
このアンプがあったからこそ「ハイゲイン・アンプ」シーンが進化したと言って過言ではないでしょう。
御歳にして45以上の皆様には、耳と脳がハッキリと覚えているあの音です。
日本では、布袋さんのギタリズム3のスタジオテイク、そのツアーは5150-1(にMarshall 1960A)ですから、布袋さんのファンの皆様にも刻まれているはず。
もちろん、B'zファンの皆様にはお馴染み中のお馴染みですね。って言うか、私も持ってましたしみんな使ってました5150-1or2。そのまま繋いじゃダメなセンドリターンに困りながら。
たまには重い腰上げて動かない身体にムチ打って、ザクザク刻んでみませう。