今回はIbanezの新製品 "ARTSTAR PM3C" のご紹介です。
こちらはかの偉大なジャズ・ギタリスト "Pat Metheny(パット・メセニー)" のコストパフォーマンスに優れたNewシグネチャーモデルです。
パット氏の日本製シグネイチャーモデルで "PM200" という人気のフルアコがあるのですが、よく見てみるとそのモデルとは異なる部分が多く、かなり別物に仕上がっています。
ボディはPM200と比べると長さ、幅、厚さがすべて1mm~2mmほど小ぶりで、カッタウェイも少し浅くしています。
フルアコ構造のためかなり軽量で、アコギでもよく使われるスプルーストップとメイプルサイド&バックのボディ構造で、音の立ち上がりが早くブライトなトーンが特徴です。塗装も木材の凹凸が見えるほど非常に薄めのマット加工で、ヴィンテージライクで落ち着いた雰囲気が出ています。
ネック材はニャトーとメイプルの3pcネック構造を採用。
ナット幅が43mmで厚めのネックかと思ったのですが、これはかなり細くて握りやすい形状です…!! 11-50ゲージのフラットワウンド弦なのでそれなりの力がいるのかと思いましたが、これなら流れるように弾くことができます💪
また "Artstar フレットエッジ・トリートメント" によるフレットエッジの球面加工で、横移動のフレーズも指にガツガツ当たらないのでよりスムーズなフィンガリングが可能です💪
PUはPM200ではハムバッカーを採用していましたが、こちらはシングルタイプの "PM special" を搭載しています。
まろやかな低音ながらしっかりとアタック感が早くてピッキングニュアンスをつけやすく、かなりナチュラルなサウンドに仕上がっています。アンプにつないで最初に音を出した際は「あれ、音出てる?」と思ったくらいにナチュラルでした。笑
フルアコ構造にフロント1基というのもあってあまり激しい歪みには向いていなく、クリーントーンで使うのがメインになるかなといったサウンドです。
その他にも、トルクの軽いボリューム&トーンに回しやすいデザインのコントロールノブと取り回しが良く、ナットに牛骨を採用したり、オリジナルのヘッドシェイプやブリッジなど、プレイアビリティからルックスまで抜かりなく仕上げられています👀
付属ケースもハードタイプなので、運搬に注意が必要なフルアコでも安心して持ち運び可能です💪
コストパフォーマンスに優れたモデルながらも、随所にパット氏のこだわりが詰められてた一本!
ファン以外の方でも、最初のフルアコやサブ機としてもオススメなモデルです✨