今回は Fender USA の新製品 "American Ultra II Telecaster" のご紹介です。
コチラは既存の American Ultraシリーズ をさらにブラッシュアップし、随所により革新的なスペックを盛り込んだフラッグシップモデルに仕上がっています。
前シリーズでもなかなか革新的なスペックを備えていて、アノダイズド・アルミニウム・ピックガード、エルボーバックのボディコンター加工、ジョイントヒールカットなどはそのまま引き継がれています。その代わりにボディバインディングを廃止し、見た目は少しオールドライクな雰囲気があります👀
そして個人的に一番の変更点…スイッチセレクターにアングルがついています!💪
弾いている際は演奏に集中しているので、通常の並行アングルだとピッキングストロークと角度が異なり瞬時の切り替えが行いにくいのですが…この少し角度をつけることにより、PUの切り替えやすさが天と地のレベルで変わります!!
さすがはフェンダー。この細かな点まで妥協することなく追求し、ウルトラシリーズの完成度を上げてきました…!!✨
パーツも前シリーズと同様に、ロックペグ、6連サドルのブリッジ、ストラップロック用のピンを採用し、使いやすさやメンテナンス性に長けたチョイスは変わらず採用しています。
ネックは変わらず モダンDシェイプにやや幅広なナット、コンパウンドラディアスを採用し、バレーコードも押さえやすくハイポジションでのソロプレイにも優れたプレイアビリティを備え、さらに新モデルはサイドドットに蓄光式Luminlayを採用してステージ上の視認性も向上しています💪
PUには新シリーズにあわせて "Ultra II Noiseless Vintage Tele" を新しく開発しています。
フロント&リアで各ポジションの特徴をしっかり表しつつ、クリーンは煌びやかながら暖かみがありしっかりとピッキングニュアンスを再現して、空間系のエフェクトのノリも良い印象です。
そしてゲインチャンネルでは、クランチはクワッとしたトゥワンギーながらノイズが少ないおかげでカッティングも気持ちよく、ハイゲインまで歪ませても音がつぶれることなくしっかりと一音一音奏でることができます。そのため『アンプは軽めの歪みに設定して、エフェクターでハイゲインクラスまで歪ませる』なんてセッティングも可能です。このPUホントにすごいですね…👀
そしてウルトラシリーズの特徴でもある "S-1スイッチ" も引き続き採用し、スイッチをONにするとセレクタースイッチをスルーしてフロント&リアの直列になるので、ふとした時に欲しくなるサウンドにも対応しています💪
誰でも弾きやすいと感じられるモダンなスペックを随所に詰め込み、サウンドもジャンルやゲインレベルを問わずかなりの対応力を備えた一本!
まさしく革新的で、ヴィンテージ志向な方にもぜひ触れていただきたい一本です✨