■Z-VEX
Fuzz Factory / Fat Fuzz Factory Vexter Series
発振系ファズの代名詞ファズファクトリー。
「ファズは電池がいい」と言う話しが時々通じない、こじれ系とでも言いましょうか。
その昔、アルカリ電池が登場した頃は昭和でした。その時代、とにかく長持ちをする点に絞って「スタミナ系アルカリ電池」みたいなキャッチコピーで売っていたかと思います。
金色パッケージのパナソニック社製、略して「金パナ」なんかがその筆頭でしたね。
と言う前置きをした上で次に注意喚起に入ります。
この「スタミナ系アルカリ電池」は各社様々な企業努力がちりばめられていましたが、とにかく低出力にして電池が減らない仕様になっているものが多く、非常に長持ちしました。
しかし、エフェクターと言うモノはアメ車と一緒で、ガンガン食わせてなんぼなんです。
特にこのファズファクトリーさん、このタイプの省エネ系アルカリを使うと機能しません。(ピーってずっとハウってます。)
と言う事で、ファズファクトリーを手に入れた後、電池で使用すると正常に動かない場合は電池との相性が悪いと言う事になります。
ファズファクトリーに限らず電池だと「ハウり易い」や「音が引っ込んで聴こえる」「なんかヌケ無い」は電池が省エネ系アルカリの場合が多いですね。
(※デュラセル電池はその昔カメラのフラッシュ用によく使われる事が多かった「高瞬発、高容量」の本物のスタミナアルカリタイプです。ガンガン出力し、でもずっと持つ非省エネ系。なのでエフェクターが十二分に機能するので音がいいとなるわけです。)
また、ファズファクトリーは電池の消耗による電圧の変化によって、ツマミの位置での発振効果が変わって行き一定に得られないと言う事もありますので、良質なアダプターか良質なパワーサプライで使用して頂く事をおすすめします。
(※ノイズゲート、ノイズリダクションも同じ事が言えますね)
じっとしていられない系のエフェクターには、ちゃんとメシ食わしましょう。
都市伝説系の小噺にて、お粗末様でした。