■Dunlop
●FFM6 Band of Gypsys Fuzz Face Mini
●Authentic Hendrix ‘68 Shrine Series JHMS4 Band of Gypsys Fuzz
この2つは、概ね同じコンセプトでデザインされたファズペダル。
オクターヴアップが無い(または壊れてオクターヴアップ効果が出ない)Octavio(オクタヴィオ)ファズをベースに、彼のサウンドの代表的なファズトーンをオマージュしたモデルです。元来はロジャーによる改造ペダルの為、史上では製品として存在しないモデルです。
オリジナルサイズのFuzz Faceから比べると、
・サイズダウン
・DC input
・LED点灯
・IN(R)OUT(L)の向き
この4点が一緒ですね。
FFM6は円盤型をそのままサイズダウンさせたフォルム。IN/OUTが現代のレイアウトに沿ったIN(R)OUT(L)の向きになっています。
JHMS4と違いこちらは9V電池が使えます。裏面はゴムでフラットになっているので配置性が良く、ボードの組み込みも楽です。
レイアウトは従来通りにVOLUMEとFUZZの2ノブ仕様。FUZZはフルテンで、その後はギターのヴォリューム上下とフレットボード側の指でどうにかこうにかしましょう。
JHMS4は更にサイズダウン。9V電池は入りません。
このモデルは更にTONE回路が加わります。それにより若干の取り回しの良さが生じます。
古き良きファズ側目線での音の太さやサスティーンの雰囲気などはFFM6に軍配が上がりますが、一般的なファズ/ディストーションでの弾き心地として扱い易い印象はJHMS4かなとも思います。
まぁどちらにしても誤解を恐れずに言うと「本物が存在しない世界線」のモデルですから、偽物贋作ミスコピーもへったくれもありません。
これは現在の環境やコードやリフでの手癖なんかに合わせて選ばれても良いかと思いますね。
「使い勝手いい方向にアレンジされたファズ/ディストーション」目線でトライしてみてください。