プレミアムベース大阪、小村です。
先日は新たな試みとして、ベース本体で「向き合って」みましたが、今回も新たな試み…アンプで「向き合って」みようかと思います。
っていうのも、店内のヘッドアンプコーナーを眺めてたら…(投稿時点で)ラインナップフルコンプしてたんですよ~。
はい、マークベースの「58R」シリーズのヘッド達です。
マークベースといえば、昨今主流の小型ハイパワーアンプの先駆け的存在from Italy。
ジャンルを問わず、世界中で多くのユーザーを抱えているブランドです。
最近では普及も進んだんで、常設機器で見かける機会もちょっと増えてきたんちゃうかなーと思います。
ちなみにイタリアというと「跳ね馬」がチラつきますが、あれはイタリア北部に居を構えてます。
一方、マークベース筆頭に楽器系のブランドは中部~南部にかけて結構多いです。
いや~しかし、今年は久々にチャンピオン獲るとこみたいなーっ!折角ハミルトン来るしなー!
ちなみに皆さん跳ね馬どれ&誰が好き?僕は車種はディーノ246GT。世代じゃないけど好きな車種の1台です。流線形ボディが良いよね~。ドライバーは世代だからライコネn…
じゃなくて!
本編本編!
この「58R」シリーズは、マークベースに於いても比較的新しいシリーズで、2023年に登場しました。
「Markbassの最先端技術が盛り込まれた革新的なアンプ」と記されていますが、その「最先端技術」の主たる部分は…筐体素材。
従来はこういうヘッドアンプの筐体、基本的に「金属」が多かったのですが、58Rシリーズでは「樹脂」を採用しました。
(しかもただの樹脂じゃありません。環境に配慮された新素材だそうです。環境問題への取り組みも積極的なイタリアらしい素材チョイスですね。)
ちなみに、58Rはキャビネットも展開されていまして、こちらも同様にエンクロージャーは「樹脂」になってます。
この「樹脂」っていうのが一つキーワードになるんですけど、こうすることで…
_人人人人人人人人人人人人人_
> 恐ろしく軽量になります <
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「いやいや、そんなん言うて~、盛り過ぎやろ~」って思うでしょ。
画像見てください、4台纏めて余裕でこう持てます。全然強がってませんよ。
ちなみに樹脂ということで「強度」が気になるところだと思いますが、正しく使って頂く分には全く問題なさそうです。…くれぐれも「正しく使って頂く分には」です。
そんな革新的モデルですが、(投稿時点で)何とヘッドアンプが全部そろってるんです!
それぞれご紹介しますが…いつもの調子で4機種もやってもうたらドエライ事になってしまうので、サクッと行きますね。
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まずはシリーズの定番になる「Little Mark 58R」。
Little Markって書いてある通り、「Little Mark IV」の58R版にあたるのがこのモデルです。
最大500W出力のデジタル駆動/ソリッドステートモデルで、4バンドEQと独自のハイカットフィルター「OLD SCHOOL」、フラット/ミッドスクープ/フットスイッチコントロールでキャラクターを選べる3WAYスイッチを搭載していて、音作りや調整にも柔軟に対応可能です。
やはり元ネタが「Little Mark IV」ということもあるので、コントロール面も含め、オールジャンル対応型っていうのがこのモデルです。
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続いては58Rで(投稿時点で)一番の新参者「Little Mark Rocker 58R」。
この赤が混じるフロントパネルにピンっと来る方もいらっしゃるでしょう、あの「Little Mark Rocker」が58Rシリーズになって待望復活です!
Little Markのスペックをそのままに、歪み回路を追加搭載したのがこのモデル。
先代モデルでは真空管を用いた歪みでしたが、こちらは歪み部分も含めて、完全ソリッドステートです。
その代わり…歪みのキャラが2種類から選べます。
先代モデルを彷彿とさせるサチュレーション/オーバードライブな感じから「アンプ」から出ていることを疑う程の激烈ディストーションまで対応します。もちろん、クリーンシグナルとのブレンドも出来ます!
「Rocker」って書いてるしロック向きなのかな?と思うかもしれませんが、前述の通り「Little Mark」に歪み回路を足しただけなので、その懐はしっかりと広いです。
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続いては筐体中央の小窓が印象的な「Little Mark Vintage 58R」。
この小窓なんですが…真空管が入ってます、ということで…この子、デジタル駆動/プリチューブのハイブリッドモデルです!
大ヒットを記録しながら、惜しまれつつも廃番となった「Little Mark Vintage」に変わる1台がコレです。
最大500W、4バンドEQ搭載っていうところは「Little Mark 58R」と一緒ですが、LOW MID/HIGH MIDの帯域が変更されています。
そしてキャラクターを選べる3WAYスイッチも搭載されていますが、こちらもフラット/ミッドカットは一緒ながら、最後の一つがハイカットになっています。(言うなら「OLD SCHOOL」の代わり的な。)
そしてもう一つの特徴が、基盤が「ゴールドメッキ仕様」です…オシャレの為ではありません、ちゃんと抵抗率・導電率に基づいて採用されています。(何が良いのかは…「G」から始まる先生に聞いてみて下さい。)
モデル名の通り、ヴィンテージなサウンドも得意なのですが、プリチューブということで、立体感に富んだサウンドをアウトプットするのも特徴。
ラウドなアンサンブルでも力発揮します。
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最後は名手マーカスミラーのシグネイチャーアンプ「Little Marcus 58R」です。
「マーカスがマークベースと契約やて?!」このニュースは発表当時にも多くの話題を掻っ攫った出来事ですね。
マーカスといえば、やはりスラッププレイと「音」が印象的かともいます。
その「音」へのこだわりを叶えるべく、最大500Wのソリッドステートという点はそのままに、各部にこだわりが余すことなく注がれたモデルに仕上がっています。
まず、EQは5バンドです。ULTRALOW/LOW/MID/MID HI/HIGHとなっていまして、名称だけでなく、各帯域もマーカスの求める音に合わせた設計が行われています。
そして「OLD SCHOOL」は当機にも搭載されていますが、ミドルカットが無くなってます。
その代わりに「MILLERIZER」なる5~12KHzのバンドパスフィルターが搭載されていまして、上げていくとまさしく「あの音」になります。
こだわり爆発が故に「あの音」しか出ないんじゃ…って思うでしょ?
じゃあ「マーカスの音」っていうのをひとまず置いといて「歴戦のプロのシグネイチャーモデル」っていう考え方に変えてみよう…ほら、EQとか各コントロールの帯域も意味があるものに感じてくるでしょ?
事実、マークベースのモデル群でも抜群な「クリアな音」が強力な武器になる印象は感じますね。
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アカン、全然サクッとの量ちゃう!毎度毎度ごめんやで(笑)
まぁいずれのモデルも音はバッチリ。
どれが良いかっていうのは…キャラがハッキリと違うので、やりたい音楽やジャンル、バンド編成に合わせてチョイスしてもらって大丈夫です。
マイアンプね、個人的には推奨したい派です。
「結局ラインで出すやんけ」という意見もありますが…一番メリットになるのは…音に対して"ストレス"が圧倒的に減らせます。
「行った先々でアンプが違うが故に出したい音が一定にし辛い」とか「コンディションの要因でいつも通りにしても音違う」とか…アン直派プレイヤーはもちろん、足元カッチリ作ってる系の人でも悩んでるポイントじゃないですか?
特に前者に関して、ベースアンプってまだまだ、ギターみたいに「どこでもマーシャルorJCがある」みたいにならいないですもんね。
そして、導入するということは「日頃から持ち運ぶ」という事…そりゃあ「軽い」方が良いに決まってます。
それでいてデジタル駆動なのでコンディション維持も容易…
(プリチューブも完全メンテナンスフリーとは言いませんが…フルチューブに比べりゃ可愛いモンです。)
ほら、ハードル下がる要素いっぱいあるでしょ?
今年は是非、皆さんもマイアンプに挑戦してみてはいかがでしょう?
あ、そうそう、試しになんですけど一回本国HPみて下さい…日本国内に入荷してないだけで「58R」にはファミリーがたくさんいます。
AGとかNinja、入荷したら面白いだろうな~って。パールさん、どうっすかね~っつって(笑)