ギターズステーション 佐藤 勝彦 のスタッフレビュー
ヒストリックレスポールの中でもコアな人気を誇る1954 Les Paul Reissueが入荷致しましたのでご紹介します。

このスタイルだからこそ得られるサウンドがある事から、近年高い評価を獲得しており、そのサウンドをご自分のサウンドに加えようとご検討されている方もおられるはず!

先日は、Japanオーダー仕様のオールゴールド(背面もGold)が入荷しておりましたが、今回入荷はコアモデルとなりますので、通常のナチュラルフィラースタイルながら、最新仕様?とも言えるローロゴスペックでの入荷です!

1952年に誕生したレスポールモデルはギブソン社の歩みとともに変更される、ルックス、サウンド、弾き味などの仕様遍歴がございますが、本機は誕生当初のP-90ピックアップはそのままに、54モデルの最大の特徴と言えるラップアラウンドブリッジを搭載しております。
Goldの色味はDouble Goldと名づけられたカラーがフィニッシュされており、見る角度、光の当たり具合によって、渋さのある深緑から、明るいグリーン系のゴールドの色合いまで変化が楽しめます。
時代考証に併せたオリジナルスペックであるP90ピックアップとのコンビネーションは、フルサイズのハムバッカーよりもすっきりとしたシルエットにもなりますのでボディのトップカーブをより一層艶かしく見せてくれていますね。
勿論、ハードウェアーやプラスチックのパーツ類は他モデル同様にTrue Historicパーツが採用されておりますのでオールドテイストの魅力を一層引き立てています。

1954スタイルのラップアラウンドブリッジならではの独特のテンション感が織り成す、軽快でありながら奔放な鳴りと、P90ピックアップの太くも表情豊かなニュアンスが生み出す音楽的なトーンはオンリーワンの魅力を備えており、本格派のミュージシャンの方々からも熱い支持を獲得しているモデルです。
そして2018年から継続採用されている仕様の一つとして、フレットワイヤーにも時代考証を顧みたJESCAR製のナロータイプを採用。一見僅かな違いに思いがちですが以前のGold Topや58Les Paul、59Les Paulとは弾き心地に明確な差を生み、左手のタッチがより活きる繊細さが魅力のスペックとなっております。
ネックグリップは厚すぎずもしっかりとしたCグリップ。適度な厚みを持ったネックから生まれる力強いヴァイブレーションと、エッジーなレスポンス感はGold Topモデルならではとも言えるでしょう。

電装パーツも2019年以降のヒストリックコレクションがベースとなるため、新たに搭載されたLUXE社のバンブルビータイプのペーパーオイルコンデンサーやヴィンテージカーブを追及した500KのCTSポットを併せて装備することでより「剥き出し」な質感のヴィンテージフィール溢れるサウンドを実現しました。今まで以上にピッキングに鋭く追従する鋭敏なレスポンスは、ギターをアンプにプラグインしたその刹那からプレイヤーを魔法の様にレスポールトーンの虜にしてしまいます。
トーンを絞った際の音抜け感の良さは勿論のこと、ヴォリュームを絞っても程良くブライトさがキープされるコントローラブルなアッセンブリーは現代的な使用方法とも素晴らしい相性を見せてくれるでしょう。

確かにラップアラウンドブリッジの構造上、各弦ごとの細かなピッチ調整が難しい点は弱点と言えば弱点かもしれません。
しかしながら、それでもこの点を理解した上で愛用するミュージシャンが後を絶たないのはこのスタイル、このギターでしか得られない魔法の様な魅力が備わっていることの証明に他なりません。ぜひ唯一無二のトーンを貴方の手で奏でて下さい!!

Serial No. 4 4671
Weight≒3.81kg
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佐藤 勝彦

佐藤 勝彦

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ヒストリックレスポールの中でもコアな人気を誇る1954 Les Paul Reissueが入荷致しましたのでご紹介します。

このスタイルだからこそ得られるサウンドがある事から、近年高い評価を獲得しており、そのサウンドをご自分のサウンドに加えようとご検討されている方もおられるはず!

先日は、Japanオーダー仕様のオールゴールド(背面もGold)が入荷しておりましたが、今回入荷はコアモデルとなりますので、通常のナチュラルフィラースタイルながら、最新仕様?とも言えるローロゴスペックでの入荷です!

1952年に誕生したレスポールモデルはギブソン社の歩みとともに変更される、ルックス、サウンド、弾き味などの仕様遍歴がございますが、本機は誕生当初のP-90ピックアップはそのままに、54モデルの最大の特徴と言えるラップアラウンドブリッジを搭載しております。
Goldの色味はDouble Goldと名づけられたカラーがフィニッシュされており、見る角度、光の当たり具合によって、渋さのある深緑から、明るいグリーン系のゴールドの色合いまで変化が楽しめます。
時代考証に併せたオリジナルスペックであるP90ピックアップとのコンビネーションは、フルサイズのハムバッカーよりもすっきりとしたシルエットにもなりますのでボディのトップカーブをより一層艶かしく見せてくれていますね。
勿論、ハードウェアーやプラスチックのパーツ類は他モデル同様にTrue Historicパーツが採用されておりますのでオールドテイストの魅力を一層引き立てています。

1954スタイルのラップアラウンドブリッジならではの独特のテンション感が織り成す、軽快でありながら奔放な鳴りと、P90ピックアップの太くも表情豊かなニュアンスが生み出す音楽的なトーンはオンリーワンの魅力を備えており、本格派のミュージシャンの方々からも熱い支持を獲得しているモデルです。
そして2018年から継続採用されている仕様の一つとして、フレットワイヤーにも時代考証を顧みたJESCAR製のナロータイプを採用。一見僅かな違いに思いがちですが以前のGold Topや58Les Paul、59Les Paulとは弾き心地に明確な差を生み、左手のタッチがより活きる繊細さが魅力のスペックとなっております。
ネックグリップは厚すぎずもしっかりとしたCグリップ。適度な厚みを持ったネックから生まれる力強いヴァイブレーションと、エッジーなレスポンス感はGold Topモデルならではとも言えるでしょう。

電装パーツも2019年以降のヒストリックコレクションがベースとなるため、新たに搭載されたLUXE社のバンブルビータイプのペーパーオイルコンデンサーやヴィンテージカーブを追及した500KのCTSポットを併せて装備することでより「剥き出し」な質感のヴィンテージフィール溢れるサウンドを実現しました。今まで以上にピッキングに鋭く追従する鋭敏なレスポンスは、ギターをアンプにプラグインしたその刹那からプレイヤーを魔法の様にレスポールトーンの虜にしてしまいます。
トーンを絞った際の音抜け感の良さは勿論のこと、ヴォリュームを絞っても程良くブライトさがキープされるコントローラブルなアッセンブリーは現代的な使用方法とも素晴らしい相性を見せてくれるでしょう。

確かにラップアラウンドブリッジの構造上、各弦ごとの細かなピッチ調整が難しい点は弱点と言えば弱点かもしれません。
しかしながら、それでもこの点を理解した上で愛用するミュージシャンが後を絶たないのはこのスタイル、このギターでしか得られない魔法の様な魅力が備わっていることの証明に他なりません。ぜひ唯一無二のトーンを貴方の手で奏でて下さい!!

Serial No. 4 4671
Weight≒3.81kg

ギターズステーション 佐藤 勝彦 のスタッフレビュー 2025/02/19

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