■Free The Tone
STABILIZED POWER 9.6 / SP-9 AC ADAPTER
1ランク上の動作を与えるプロ用DC9Vアダプター
まず最初に注意事項から。このアダプターはKLON Centaur、KTRにはご使用になれません。直接の故障の原因となります。大事な事なので冒頭からお伝え申し上げます。
このアダプター、色々な良い効果を「音」、「動作」にもたらします。
ご自身の音作りの肝になるエフェクターやプリアンプに使ってみてください。バンドの中で音の聴こえ方がグッと変わります。
それでの恩恵の前に、
・「自分の音が聴こえない聴こえ辛いと音量を上げてしまっていた」事で他メンバーに迷惑が掛かってませんか?
・それによってハウリングやフィードバックが「必要としていないのに」起きていませんか?
・そんなあなたのお陰でバンド自体の音量が上がらざるを得なくて、ボーカルの歌が聴こえないバンドになっていませんか?
恩恵後は、
・聴こえ易くなった事で無理に音量を上げなくても良くなった
・自分以外の楽器の音が聴き易くなった
・ボーカルの声がわかる様になった
極端な話しではありますが、「無駄な事への引き算が出来る」そんなアダプターと思って頂いても良いと思います。
使う箇所によっても効果は変わります。一番最後に(最後の方に)接続している「非トゥルーバイパス」スイッチのデジタル製品への使用も十二分に効果があります。
オン時の効果:
1音1音クリアーに処理されます。残響系はリピート、ディケイ、揺れ系はデプスや音量の設定力が上がるので「思いの外ツマミ位置や設定を下げて」使用出来ます。
オフ時の効果:
バイパス時の音のパワーが上がります。
オン/オフの切り替え時の効果:
オンオフの切り替え点が非常にシームレスになり、切り替わったポイント(一瞬音量が下がる、途切れるなど)が非常に判り辛くなります。strymonなんかがこの効果が分かり易いですね。自分でスイッチを指で押してても切り替わりポイントを見失います。
こんな感じで良い恩恵を与えてくれるDC9Vアダプターですが、冒頭に書いた通り使用に向かない機器もあります。
今回は名指しでCentaur、KTRを挙げましたが、「内部昇圧系」が危ない場合が多いかもしれません。要は「9Vを入力して、内部で30Vへ昇圧して~」と説明文に「昇圧して」がある場合はご利用を止めて頂く事を推奨します。中には大丈夫なモデルもあると思いますが、実際にCentaur、KTRは一発レッドです。この事故の場合は新品の保証内でも無償で直せませんし、中古は受付不可になります。大事な事なので2回申し上げました。
さて本線に戻ります。ギターだけでなくベースエフェクターにもおすすめです。所謂「ベードラ」などのプリアンプに使用もいいですね。ちょっとゲインが下がって聴こえるかもしれませんが、芯の強さと圧が上がり、レンジが広くなります。コンプも非常に良いですね。ツマミ位置のさじ加減同士の重なり感が滑らかになり、音をロスさせたり汚したりが減ります。
また、ギター用の歪みをベースで使いたいと言う方も多いでしょう。RAT2やBig Muffをゲットストンプ店でベースで試す方も年間多くおられます。この用途にはこのアダプターで低音と芯をマッシヴにさせると評価が変わると思います。
本体表記はDC9.6V / 350mA となっていますので、DC9V換算ではおよそ450mAほどになりますでしょうか。裏は取ってはいませんが一瞬だけ倍辺りのmAが出ている仕様の様です。
それにより、起動時にDC9V/700mA前後必要なDigitech Dropが使用可能です。試してみましたが、付属アダプターまたはパワーサプライで800mA以上出るポートからの音と比較すると、まずオンで音量が下がらない。そして思いの外ボヤけない。これは持っている方なら体感している2つの仕方がないはずの不満点。
そして各所でご迷惑をお掛けしているKeeley Haloへも使用可能でした。オンではさらなる広がりを見せるので、本人よりも広がり感出せてしまうのがウィークポイントと言いましょうか。
と言う事で、試しに話しのネタに如何でしょうか?