チューブアンプ特有のウォームなサウンドを求めながらも、十分な音量を出せないが為に中々満足のいくサウンドに辿り着けない。
これは結構あるあるではないでしょうか。
マスターボリューム付きであればコントロールし易いですが、肝心なパワーチューブの歪みが中々得られず、淡泊でソリッドな音になってしまう事もしばしばありますね。
今回ご紹介する「Tone King IMPERIAL MK II」は秀逸な6段階のアッテネーターがビルトインされている事で、環境・機材を選ばず、ベストな音量・パワーチューブサチュレーションを得る事で出来ます。
本機は、フェンダーテイストの艶やかなで素直なプリアンプに、6V6*2本による20Wattのパワーアンプ、整流部は5AR4と、所謂デラックススタイルのアンプとなりますが、キャビネットが薄目のバーチ材で組まれており、低域から高域までを明瞭に響かせてくれ、モダンプレイヤーが必要とするエフェクトペダルとの相性も非常に良く出来ております。
ハムバッカーや中低域が膨らむペダルでも不要な歪みを産まない、だけどウッディな箱鳴りも感じられるという秀逸なトーンチューニングには、創業より30年以上のベテランメーカーの実力を感じさせられます。
そして特筆すべきは、標準搭載されているIronman II Attenuatorという6段階のアッテネーターをリードチャンネルだけに通す事が出来るという点です。
一般的なアッテネーターでは全てのアンプ出力信号がアッテネーターを通りますが、本機はどういう訳か『両チャンネルに適応』、『リズムチャンネルのみをバイパス』を選択出来ます。(何気に凄い技術)
これにより、リズムチャンネルのみはオープンなフル出力のクリーンサウンド、リードチャンネルはパワー部で十分に歪んだビンテージスタイルの分厚いドライブトーンをそれぞれメイク可能。勿論、チャンネルは付属のフットスイッチで切替可能です。
更には『HF COMP』スイッチをMAXにすることで、アッテネーターを通した際の高域の減衰を補正する事が出来、小音量でもキレのある明瞭なサウンドが得られます。
単体販売されているIronman IIでもチャンネル毎の設定は出来ませんので、正に“IMPERIAL”な本機の特権と言っても過言ではありません!
スプリングリバーブはロングタイプですが、掛かりは深過ぎず実用的な音色なのも素晴らしいです。
近年ではNeural DSPでもIMPERIAL MK IIのモデリングがリリースされており、徐々にその実力が広まって来ております!
プレミアムアンプOSAKAでは、いつでも試奏いただけるようにセッティングしておりますので、
是非この魅惑のアメリカンアンプの実力をお試しください!
(今なら美品リユース品のIMPERIAL MK IIもございます。)