■Dunlop
GCB65 CRY BABY [CUSTOM BADASS DUAL-INDUCTOR EDITION WAH]
過去に「TM95」と言う白いワウペダルがありました。発売と共に瞬く間に在庫が無くなり、完了となった限定モデルでした。
そのワウの特徴の1つが「デュアル・インダクター」。
ワウの音色をほぼほぼ決定付けるインダクターと言うパーツ。それが特性の違いで2ケ入っていて、外付けするラッチスイッチで切り替える仕様でした。
カッティングに向くモードとリードに向くモードを曲によって切り替えられる便利なワウの1つの完成系でしたね。
幾ばくかの時を経て、この「GCB65」を製造数量限定でラインナップへ送り込んできましたダンロップさん。
TMと違うのが、「1つの狭い音の世界観」に縛られずに使用出来る事と、踵側の赤いミニスイッチでインダクターを切り替えられ、そのインダクター効果のカーブによる雰囲気を各々のツマミで微調整が可能と言うところ。
説明文では、
「乾いたようなミッドレンジが特徴的なハロ・インダクタ。明るく豊かなハーモニクスが特徴の赤ファーゼル・インダクタ。」
となります。特に赤ファーゼルは歪みとの相性が良い事で、色々なハイエンドワウ、ハンドメイドワウに一時期多く採用されていました。
(Dunlopのレギュラーラインナップでは「GCB95F Classic」が採用されています。FがファーゼルのF。ノーマルのGCB95のインダクターを赤ファーゼルにしたグレードアップモデルにあたります。)
片一方のHALOはTM95で言う所のフィクスドワウをイメージさせるトーンではなく、ヴィンテージワウの様な幅の狭いメロウなトーンのイメージ。
ヴィンテージスタイルと現代的なスタイルが1つに同居したスペックの良い1台です。是非お見知りおきを。