今回は Jackson より、『MJ Series Signature Misha Mansoor So-Cal 2PT』のご紹介です。
こちらは "Djentミュージック" のムーブメントの立役者であり、自身のバンド "Periphery" やプロデューサーとしても活躍する "ミーシャ・マンソー"氏 の日本製シグネチャーモデルです。
ミーシャ氏は2000年代からインターネットに音源をアップロードしていて、昔から機材にかなり精通しとてもマニアックなギターや機材を数多く所持していました。
今では名の知れた "Mayones" や "Fractal Audio Systems Axe-Fx"、"Bare Knuckle Pickups" なども早くから使用していて、Periphery が2010年ごろに世界的ブームになるのと同時期にそれらのブランドも世間に知られるようになるなど、彼らの影響も大きく関係していることが伺えます👀
そして今回紹介するモデルは、ミーシャ氏が好きなブルーカラーをまとったポップなルックスのSTモデル "So-Cal" です。
以前ジャクソン・カスタムショップで作られたものを、日本製でクオリティをなるべく維持しつつ量産化したのがこちらのモデルになります💪
ボディには "バスウッド材" を採用し、バランスの良いミドルトーンを備えたクセのないサウンドに仕上がっています。
また軽量なウェイトのおかげで、音の立ち上がりの速さを意識したアタック感があるチョイスにもなっています👀
ネック&指板材には、加熱乾燥処理をしてネックの狂いを少なくした "キャラメライズド・メイプル" を採用しています。
さらにカーボングラファイトの棒を埋め込んでより環境の変化に強く、ワールドツアーをよく行うミーシャ氏も狂いが少ないからとても気に入ってるとの事です👀
ネックシェイプはかなり薄めの Cシェイプ で、さらに指板ラディアスは 20インチ とほぼフラットな指板のおかげでかなり速弾きしやすい仕様になっています。
さらに手の引っ掛かりが少ないオイルフィニッシュやジャンボフレットの採用など、ネック周りだけでもとことんテクニカル向けのプレイアビリティを高めています💪
そして肝心のPUはもちろん "Bare Knuckle Pickups" 。ちなみにミーシャ氏がはじめて Bare Knuckle に出会ったときは他社から無料提供がありながらも自分で買うほど気に入ったとか👀
フロント&センターにはシングルコイルの "Trilogy Suite"、リアにはミーシャ氏と共同開発したハムバッカー "Ragnarok" を搭載しています。
"Trilogy Suites" は P90風のトーンかつモダンな音色を備えた高出力のシングルコイルで、"Ragnarok" は扱いやすさを重視したハイゲイン向けのファットで厚みのあるサウンドに仕上げられています。
どちらのPUも軽く弾いただけで高品質さを感じられる開放感と豊かさがあり、いわゆる "ハイファイ" なトーンを備えていています。
しかしこの上品さがありながら、歪ませれば粒立ちの良い非常にアグレッシブで迫力のあるサウンドを出力し、ハイゲイン向けのPUでは頭一つ抜きん出た上質さを感じられます✨
また22フレット仕様なので、フロントポジションではアグレッシブなゲインサウンドとは裏腹にとてもスウィートで温かみのあるトーンも奏でられます。
ここで24フレット仕様にせず音色に重きを置いている部分が、通常のハイゲイン向けギターとは一線を画すポイントでもあります👀
一度触れてみるだけでわかるほど、随所にモダンメタルへの美学や哲学を備えていると感じられる一本!
ミーシャ・マンソー氏の今までのノウハウを詰め込んだ、実践的かつ上質なメタルウェポンです💪