リボレ秋葉原店 秋庭 のレビュー
今回は Ibanez より、アーティストモデル『M8M』のご紹介です。
こちらはスウェーデンのエクストリームメタルバンド "Meshuggah(メシュガー)" のギタリスト、 "フレドリック・トーデンダル" と "マルテン・ハグストローム" のシグネチャーモデルです。


"Meshuggah" は1987年に結成され、哲学的でダークな世界観、多弦ギターによるポリリズムやシンコペーションを多用した複雑なリズム、一曲で21分の長さがある音源など、かなり実験的な内容を含んだ作品をリリースしています。

その内容やバンドサウンドの特徴から、2000年代後半に誕生した音楽サブジャンル "Djent(ジェント)" の先駆者的な存在とも呼ばれています👀
(Bleedを初めて聞いた時の「なんだこのサウンド?!どうやって弾いてるんだ?!!」という衝撃は未だに忘れられません…🤯)


そしてそのバンドの両ギタリストが使用するモデルがこちら。ギターだけでこれほどのオーラをまとうモデルは初めてかもしれません😨

8弦仕様、朽ち果てた木のようなカラーリング、存在感のあるフィクスド・ブリッジ、リアハム(しかも8弦)一発…
パッと見がシンプルゆえに見れば見るほど怖いルックスです。ブリッジが某ホラー映画の逆トラバサミに見えてきます😱


ウッドマテリアルはアルダーボディ、メイプル&ジャトバ材の5pcスルーネック、ローズウッド指板を採用しています。
ネックに使われているジャトバ材はローズウッドと同じマメ科の木材で、近年では指板などにも使われるほど耐久性が高く安定しているので、ネックの強度を保つのにはうってつけな木材です💪

ちなみにカラーリングは木炭のような雰囲気ですが、よく見ると全体的に光沢があるので、サテン仕上げとは異なった絶妙で少しリッチな雰囲気があります👀


そして、スケールは 29.4インチ(約746.7mm) のスーパー・ロング・スケール、ネックシェイプはオリジナルの形状で仕上げられています。

ベースのショートスケールとほぼ同じ長さで、ファインチューナーが付いたオリジナルのフィクスド・ブリッジとロックナットと併せて、ズレにくく安定したピッチを保てるように仕上げられています👀
しかし、ネックシェイプのおかげでハイフレットはもちろん低音弦のリフワークも行いやすく、意外とバレーコードも押さえられたりと、8弦のスーパー・ロング・スケール仕様ながら弾きやすさを感じられる形状をしています💪

また生鳴りは一見ハードな印象がありますが、鳴らしてみるとアルダーとスルーネックによる全体的が響くようなアコースティックな鳴りをしています。
豪快というよりはキレイで整った鳴り方でサスティーンも長く、木材と造りの良さをしっかりと体感することができます✨


PUには、フレドリック・トーデンダル氏のために開発された "Lundgren Model M8" を搭載しています。

メタルなどのハードな音楽ジャンル向けに開発されたということもあり、パワーは強めで音の輪郭がハッキリとしていて、多弦ギターやドロップチューニングで強く歪ませてもクリアで音が潰れにくいという特徴を備えています。
かといって音がカリカリすぎてキンキンしているという事はなく、ローエンドの帯域までしっかりとサウンドをアウトプットしている印象です👀

またアンプのゲインをあまり上げなくてもエッジの効いたトーンを備えているので、王道のハイゲインからDjentのようなエッジが効いた弱めのゲインまで幅広いサウンドに対応できます💪
ハードジャンルに特化して開発されただけあり、幅広いメタルのジャンルで活躍できると思います✨

ちなみにトーンをいじってクランチレベルの歪みで弾くと、意外にもオールドロックなサウンドも奏でられたりします👀


圧倒的な雰囲気とメタルに特化したスペックを備えた、最高峰の戦闘力を誇るシグネチャーモデル!
Meshuggahファンのみならず、良質な多弦ギターが欲しい方には間違いないポテンシャルを備えた一本です✨
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秋庭

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今回は Ibanez より、アーティストモデル『M8M』のご紹介です。
こちらはスウェーデンのエクストリームメタルバンド "Meshuggah(メシュガー)" のギタリスト、 "フレドリック・トーデンダル" と "マルテン・ハグストローム" のシグネチャーモデルです。


"Meshuggah" は1987年に結成され、哲学的でダークな世界観、多弦ギターによるポリリズムやシンコペーションを多用した複雑なリズム、一曲で21分の長さがある音源など、かなり実験的な内容を含んだ作品をリリースしています。

その内容やバンドサウンドの特徴から、2000年代後半に誕生した音楽サブジャンル "Djent(ジェント)" の先駆者的な存在とも呼ばれています👀
(Bleedを初めて聞いた時の「なんだこのサウンド?!どうやって弾いてるんだ?!!」という衝撃は未だに忘れられません…🤯)


そしてそのバンドの両ギタリストが使用するモデルがこちら。ギターだけでこれほどのオーラをまとうモデルは初めてかもしれません😨

8弦仕様、朽ち果てた木のようなカラーリング、存在感のあるフィクスド・ブリッジ、リアハム(しかも8弦)一発…
パッと見がシンプルゆえに見れば見るほど怖いルックスです。ブリッジが某ホラー映画の逆トラバサミに見えてきます😱


ウッドマテリアルはアルダーボディ、メイプル&ジャトバ材の5pcスルーネック、ローズウッド指板を採用しています。
ネックに使われているジャトバ材はローズウッドと同じマメ科の木材で、近年では指板などにも使われるほど耐久性が高く安定しているので、ネックの強度を保つのにはうってつけな木材です💪

ちなみにカラーリングは木炭のような雰囲気ですが、よく見ると全体的に光沢があるので、サテン仕上げとは異なった絶妙で少しリッチな雰囲気があります👀


そして、スケールは 29.4インチ(約746.7mm) のスーパー・ロング・スケール、ネックシェイプはオリジナルの形状で仕上げられています。

ベースのショートスケールとほぼ同じ長さで、ファインチューナーが付いたオリジナルのフィクスド・ブリッジとロックナットと併せて、ズレにくく安定したピッチを保てるように仕上げられています👀
しかし、ネックシェイプのおかげでハイフレットはもちろん低音弦のリフワークも行いやすく、意外とバレーコードも押さえられたりと、8弦のスーパー・ロング・スケール仕様ながら弾きやすさを感じられる形状をしています💪

また生鳴りは一見ハードな印象がありますが、鳴らしてみるとアルダーとスルーネックによる全体的が響くようなアコースティックな鳴りをしています。
豪快というよりはキレイで整った鳴り方でサスティーンも長く、木材と造りの良さをしっかりと体感することができます✨


PUには、フレドリック・トーデンダル氏のために開発された "Lundgren Model M8" を搭載しています。

メタルなどのハードな音楽ジャンル向けに開発されたということもあり、パワーは強めで音の輪郭がハッキリとしていて、多弦ギターやドロップチューニングで強く歪ませてもクリアで音が潰れにくいという特徴を備えています。
かといって音がカリカリすぎてキンキンしているという事はなく、ローエンドの帯域までしっかりとサウンドをアウトプットしている印象です👀

またアンプのゲインをあまり上げなくてもエッジの効いたトーンを備えているので、王道のハイゲインからDjentのようなエッジが効いた弱めのゲインまで幅広いサウンドに対応できます💪
ハードジャンルに特化して開発されただけあり、幅広いメタルのジャンルで活躍できると思います✨

ちなみにトーンをいじってクランチレベルの歪みで弾くと、意外にもオールドロックなサウンドも奏でられたりします👀


圧倒的な雰囲気とメタルに特化したスペックを備えた、最高峰の戦闘力を誇るシグネチャーモデル!
Meshuggahファンのみならず、良質な多弦ギターが欲しい方には間違いないポテンシャルを備えた一本です✨

リボレ秋葉原店 秋庭 のレビュー 2025/10/23

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