Ampeg SVT-DIをデザインしたエンジニア、Obeid Khanがマーシャルアンプへの熱い想いを形にした…KHAN Pak Amp
■6V6 GT管
多くのレジェンドアンプに採用されている6V6 GT管。KHAN Pak Ampは、6V6をMT(ミニチュア管)タイプにしたNOS (New Old Stock)のGE 6AQ5 プッシュ- プルによる18W パワーアンプセクションを搭載。よりハードにパワーアンプをドライブしたサウンドをコントーラブルな音量でクリエイトするために9Wモードとの切替も可能です。
■プリアンプセクション
プリアンプセクションはシンプルなシングルチャンネルと、独立した2系統のゲイン 、マスターボリュームを装備し、より多彩なミュージックスタイルに対応したデュアルチャンネルモデルがラインアップされています。シンプルなコントロール類により容易にアンプのスイートスポットに到達でき、スピーカーシミュレート内蔵ラインアウトを搭載することにより、様々な状況でフルチューブアンプでしか成し得ない豊かなサウンドを出力します。
■拘りのデザイン
また自身が所有する1965年製 Pontiac GTOのパーツにインスパイアされたフロントパネルデザインもまた、Obeid Khan の拘りです。
Obeid Khan、Pak Ampの開発コンセプトを語る。
私はVox、Selmer、Marshall、Hiwatt、Sound Cityに共通するブリティッシュアンプのフィーリングが大好きです。
Marshall SuperBassやPA Headのダーティーさを含んだナチュラルなオーバードライブで演奏できるスモールサイズのアンプ作りを目指した結果、6V6のMT管サイズ6AQ5でマーシャルのアタック、タイトな低音、プレゼンスを再現しました。
Dual Channelモデルは はもう少しRockなギターアンプとして、より Superleadに近づけました。
Ch1はSingle Channelモデルに似ていますが、若干タイトでプッシュされると初期のVan HalenやRitchie BlackmoreタイプのSuperleadトーンに変貌します。
Ch2はよりJCM800ライクにデザインされており、ハムバッカーのギターでハイゲインセッティングにしたり、マスターボリュームで音量をコントロールしながら、よりゲインを高めることでモダンロックだけでなくメタルサウンドまでカバーします。
言い換えれば、Dual Channelモデルはハイゲインでタイトな低音をもつアグレッシブなROCK・METALマーシャル、Single Channelモデルはナチュラル オーバードライブとオープンな低音でブルージー・ロックにマッチします。
パワーアンプの スイート スポット で演奏するデザインコンセプトによって、出力を18Wに設定しました。
※Marshall SuperBass・・・Marshall社製ヴィンテージベースアンプ。60年代中頃より多くのロックべーシストが愛様。
※PA Head・・・Marshall社製ヴィンテージPA用アンプ。
SPECIFICATIONS : Single Channel
Controls : Gain,Master,Treble, Middle, Bass tone stack
Tubes : (2) 12AX7 and (2) 6AQ5
Switches : Bright and Boost
Size : 22.8 x 17.8 x 5.1 (cm)
Weight : 2.95 kg
Others : Switchable 9 or 18 watts
Boost foot switchable
Accessories : Power Cable、Carrying Case