ギターレックの店頭展示機の中核を担っているのがこの「Universal Audio Apollo x16」。
反対側のラックにマウントされたKemperやAxe-Fx III等エフェクトプロセッサ、SSL Fusion/THE BUS+の試奏/レコーディングをスタジオクオリティでお試しいただくため大活躍しています。
初代のシルバーモデル、先代モデルと着実に進化してきたApollo Rackシリーズですが、「他メーカーのフラグシップモデルと比べて音質が惜しい…」というユーザーからの声があったのも事実でした。
(もちろんUADプロセッサ内臓、Unisonなど当時の他メーカーには無い機能がふんだんに盛り込まれた最先端オーディオインターフェイスでしたが。)
そんな声にこたえるべく発売されたのが、このApollo Rack xシリーズです。
音質の要とも言えるAD/DAコンバーターを刷新したことで、より高解像度で低ノイズとなりました。また、44.1k倍数用、48k倍数用のふたつのクロックを搭載することでサンプリングレートを問わず歪みの無いピュアな音質となっています。
同じく展示している「Avid Pro Tools|Carbon」の比較ではアタック感が強く元気なロックサウンドのApollo x、密度感が高くふくよかなサウンドのCarbonという印象で、ユーザーの音楽性や求める方向性で好みの分かれるクオリティの高さを感じました。
また、独自の強さでもあるUADプロセッサも先代までの最大Quad Core(4)からHexa(6) Coreへアップしより多くのUADエフェクトが使用可能、7.1chのサラウンドにも対応と現代のニーズに合った進化をしている点も「流石はUA!」といえるでしょう。
UAD初心者の方は豊富な定番エフェクトがバンドルされた「Heritage Edition」を、すでにUAD Satelliteをお持ちの方やApollo Twinシリーズとの併用をお考えの方はノーマルバージョンがおすすめです!