私がハードロックにはまるきっかけを作ったアルバム、それはB'zの「The 7th Blues」でした。
そんなこのアルバムのミックスを手掛けたのがラウドロックを得意とするクリス・ロード・アルジ、その人です。
クリスの所有するコンプレッサーの名機達を忠実に再現した「WAVES CLA Classic Compressors」についてご紹介いたします!
・CLA-76 Compressor / Limiter
FETコンプレッサーの定番「Urei(Universal Audio) 1176」をモデリング。
アタック、リリースタイムがともに早く設定でき、独特の歪み感が加わるため、ピークを抑えるのはもちろん積極的な音作りにも活躍してくれます。
また、このプラグインの売りは何といっても「Blacky」と「Bluey」の2つのバージョンをボタン1つで切り替えできるところです!
「Bluey」はよりキャラが強く歪み感も強いため、ラウドな曲のスネアやベースの強烈なスラップなどには「Bluey」を使うとよいでしょう。
・CLA-2A Compressor / Limiter
こちらも定番オプティカルコンプレッサー「Teletronix LA-2A」をモデリング。
コンプ感が少なく滑らかに音量を鳴らしてくれるためボーカルやベースのルート弾き、アコギのアルペジオなどの存在感を出すのに使いやすいコンプです。
LA-2Aは真空管が内臓されておりこの特性も忠実に再現されているため、独特の倍音が足され下手にEQをブーストしなくても自然に存在感のある音になるのも魅力の一つです。
・CLA-3A Compressor / Limiter
他の2種類よりは少しマニアックなオプティカルコンプレッサー「Teletronix LA-3A」をモデリング。
LA-2Aのコストダウンバージョンとして登場したLA-3Aは真空管ではなくソリッドステートになったため、LA-2Aに比べすっきり抜けの良いサウンドが魅力です。
もともと倍音成分が多い声質のボーカルやエレキのクランチサウンドなど、CLA-2Aを使うとくどい音になってしまいがちな場合に最適です。
さらに、これら全てのコンプがV14になり「MIX」と「TRIM」ツマミが搭載されより使いやすくなっています!