私とSSLとの出会いは専門学校のレコーディング実習で使用した本物の「4000G」でした。
その4000Gのど真ん中に鎮座し、数々のロックサウンドの中核を担っていたのがBus Compです。
そんなBus Compを進化させた製品が本家SSLから登場!「THE BUS+」を早速レビューしていきましょう!
早速私のリファレンス音源「John Mayer / Belief」を流してみると…、音太っ!!
ただでさえ図太いベースとキックがより増強されています。
元々SSL Bus Compといえば通すと低域がタイトに締まり、インスパイア系のハードやプラグインも同様の特性のものが多い印象ですが、キレが悪くならないギリギリのラインで低域がふくよかになったことで今まで使いにくかったヒップホップなどのダンスミュージックのリズムセクションでも使いやすいですね。
続いては今回の目玉機能「ダイナミックEQ」。
LF、HFともに2種類 × 3タイプから選べるので、従来のSSL Bus Compのような質感からより攻めた音作りまでこれ一台でできます!
ちなみにEQの周波数設定はVUメーターを使用するので「見にくいかも…」と思われるかもしれませんが、EQの効きがいいため私には不便さは感じませんでした。
モードも通常のステレオ、マルチモノ、M/Sの他により平均的にコンプレッションする「S/Cサミング・ステレオ」が搭載、歪みを低減させる「LOW THDモード」、4000Gの歪みを9段階で付与できる「4Kモード」、コンプの質感を変える「F/Bモード」やミックスツマミによるパラレルコンプにも対応しています!
私のようなSSLファンはもちろん、「SSLの音って好きじゃない」という方も是非一度お試しください!!!