その時、心はTHE SMITHSに渇いていた

30年近く聴き続ける愛聴盤との出会いはあった
Morrissey『Vauxhall and I』
The The『Dusk』
Suede『Dog Man Star』
それでも、モリッシーの声が染み入る分だけマーが足りなくなり、マーのギターが冴える分だけモリッシーに飢え、掴みかけた光バーナード・バトラーは手のひらからこぼれ落ちてしまった、そんな時代のお話


A.C.(アフターコロニー)195年
5人の少年たちが流星となり舞い降りた頃、渇きは癒された

僕のギターヒーロー達(ジョニー・マー、ロバート・スミス、バーナード・バトラー)は当時ギブソン寄りだったが、僕は手に入れたフェンダージャパンのストラトで、その作法も知らずにセンターポジションを使っていた

GENE(ジーン)『Olympian』
"レディ、ギターは全てエレガントに"

『Your Love, It Lies』イントロなどで聴ける"ロックバンドらしからぬ弱いタッチ"のギター
その衝撃から、それまで掛けっぱなしだったダイナコンプを切り相棒のストラトをやさしく撫で始めた

CDスリーブや音楽雑誌で見る「2点支持/スティールサドル」でSteve Masonのストラトはアメスタだと若き宮永は思い込んでいた
当時はPVを目にする機会も少なく、近年になり答え合わせをする気分で映像を見漁ると、アメスタと思い込んでいたブルーパールバースト/メイプルはストラトプラスだったり、ヴィンストっぽいサンバースト/ローズの方が多く使われていたりした

例の"こんなにも弱く美しいタッチ"の個所は、若い僕が導き出した答え「センターポジションで19フレット辺りを撫でる」で正しかったのだ

そしてA.C.197年
人々の元に平和が戻り
道標として『Where Are They Now?』が僕の中に残った

(余談)
・テレカスタムはセンター、SGスペシャルはリア。P-90のリアは至高の音やね。どれもストラップはフェンダーの黒!好きやわー
・SGスペシャルはバダス(?)ブリッジでピッチ良さそう
・僕の93年製J-45みたいなシンプル仕様のSJ、J-100かな?
・シングル、EPもサブスク解禁されて持ってなかったシングルB面が聴けてホクホク。このバンドの1994~1997年はホンマに捨て曲が無いわ

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