イヤホン/ヘッドホンやスピーカー、ギターやマイクまでワイヤレスが普及していることに寂しさを感じているケーブルマニアの山田です。
ギタリストの方には比較的普及していると思われる「ケーブルで音が変わる」問題。
はたしてマイクでも効果があるのか、当店店頭でも人気のオヤイデ電気製「PA-02 V2」と「QAC-222」を「NEUMANN TLM103」と「SHURE SM58-LCE」で試してみました!
※ちなみにギターレックの店頭展示機の配線には国内外のレコーディングスタジオで愛用されているモガミ電線の「2534」を使用しているので比較してみました。
・PA-02 V2
上品な薄紫と見た目にも「激太」で存在感のあるケーブルです。
音の傾向としてはモガミ 2534と似た傾向で上品な高域とふくよかで存在感のある中低域が特徴的で、2534をより高解像度にアップグレードした印象でした。
ケーブルが太く少々固いため取り回しこそ良くはないですが、機材の良さを最大限に引き出しダイナミックマイクよりもコンデンサーマイクと特に相性が良いと感じました。
・QAC-222
個人的に先代のQAC-202をギター用に、この製品をオーディオインターフェイスとモニタースピーカーの接続用に愛用しています。
今回の試聴で一番驚いたのが「SM58と組み合わせると音抜けが抜群に良い!」という点です。
SM58特有の中低域のこもり感が無くなりますが、スカスカな音なのかといえばそうでもありません。
PA-02 V2と比べても上下のレンジ感はさらに広く、DTM用のリファレンスケーブルとしても優秀なのを再認識させてくれました。
当店のマイク試奏の際はもちろん、マイマイク持ち込みでのケーブルのお試しも大歓迎です!
ご希望の際は1Fスタッフまでお声掛けください!!