昨年10月下旬にテキサスにて買い付けてきたヴィンテージ商品たち、日本に到着してから細かな修理やメンテナンスを進めておりました。
すでに販売済みのアイテムもありますが、調整完了品はショッピングページにて公開しておりますので、ぜひご覧ください。
そんな買い付けアイテムより今回も1本、ご紹介します。
ギブソン、シンラインボディセミアコモデルの最高峰に位置し、今でも多くのギタリストに愛され続けている『ES-355TD』。1959年に「ES-335T」の最上位機種として登場し、1970年代後半にいちど生産完了。その後も時々限定生産され続ける人気機種です。
基本カラーはシースルーカラーのチェリーですが、少数ながらカスタムカラーも存在します。今回アメリカで見つけてきたのは、メタリックカラー【Sparkle Burgundy(スパークルバーガンディ)】に身を包んだとてもレアな、1967年頃出荷の1本です。
1959~79年までに出荷されたES-355TDはトータル3725本といわれていて、他のレギュラーモデルと比較してもかなり少ないですね。1967年には198本出荷されたようですが、その多くはレギュラーカラーのチェリーカラーだったのではないでしょうか。
スパークルバーガンディカラーのモデルは、経年変化により赤みが褪色してゴールドに見えることが多く、一見ゴールドカラーかな?と思いきや、キャビティを開けたらしっかり赤みが残っていた、なんてこともよくあります。今回入荷のこちらは、比較的赤みが残るグッドコンディション。貴重な1本といえますね。