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アコースティックギターでドレッドノートは「良ければ何でもいいや!」と思いつつも、やはり基準となるのはMartinで、それもD-45とかですと敷居が高く感じてしまうのか、やはり定番のD-28が自分の中では「ドレッドノート」の音なんです。

そこで、何だかんだとマーチンのD-28は気になるので現行のスタンダードシリーズを基とした今回のプロモーションモデルをポロポロと弾いてみましたら、結構良い鳴りをしておりビックリしてしまいました!

このプロモーションモデル、レギュラーのスタンダードシリーズと比べて細かなスペックの違いは有りますが、やはり鳴りに大きく影響を与えるスペックはトップ材とブレーシングで、ここに厳選された上質な木材を用いる事で、音の張りや艶、そして芳醇な倍音感も加わり上質な鳴りを持つモデルとなっております。

今回はスイスス・プルースとイタリアン・アルパイン・スプルースの2タイプがあり弾き比べてみましたが、これらはトップ材だけではなくブレーシングにも違いが有り、ストロークでガッツリとボディを振動させると、それぞれトーンの違いが出て面白かったですね!

始めに弾いたのはItalian Alpine Spruce Top、ブレーシング材がスキャロップのアディロンダックでクロス位置がフォアードシフトとなっており、ガッツリと弾いてもシッカリと受け止めてくれるような芯の強さを持ったトーンで、判り易く張り艶が旺盛な響きです。
いかにもD-28っぽい!と思わせるこのパワフル且つ伸びやかで輪郭の有るトーンは秀逸です。

対して、次に弾いたのはSwiss Spruce Topでは、トップ材の特性からやや繊細な感触を持っているのですがブレーシングに秘密が有り、クロス位置がリアーシフトとなっているところがポイントでグッと芯の強さが増し、繊細かつ大胆なトーンが生まれております!
パワフル感はイタリアン・アルパインの方が強いのですが、単音をポロポロ弾いた時の各音の存在感は強く、今回はストロークで弾きましたがフィンガーであったり、単音のソロであったりも弾ける柔軟さを兼ね備えた響きが魅力的です。

それぞれに特徴的なD-28トーンを奏でておりますが、弾き比べると、よりそれぞれの良さを感じることが出来ますので、気になる方は是非お試しください!

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