【メタリックブルーカラーのお話】
もちろんブルーカラーに限らずですが、古いラッカーフィニッシュは経年変化が起きやすいことは、ギターファンの皆様はご存じでしょう。Fender社においてメタリックブルーカラーは『Lake Placid Blue Metallic(レイクプラシッドブルー)』と名付けられ、正式には1960年よりカスタムカラー入りしました。
使用されてきた環境にもよりますが、メタリックブルーがきれいに残る場合があったり、しかしながらトップコートの焼け具合で緑色っぽく変色することがやはり多いでしょうか。一見、とてもレアな緑のメタリックカラー「Ocean Turquoise Metallic(オーシャンターコイズ)」かな?と思い、中を開けてみるときれいなブルーカラーが残っていた、なんてこともあるくらいがっつり緑色になることもありますし。まるで酸化したかのような黒っぽいブルーに変色する個体も時折見かけることができます。経年変化具合の幅が広く、個性が出やすいカラーなのが人気の所以なのでしょうか。
モデルによっては、ヘッドもボディと同カラーで塗装されるマッチングヘッド仕様となるのも、このカラーの魅力のひとつですね。