今回ご紹介しますのはこちら!
1981 Inventions DRV!
DRVは、アメリカのバンド”Relient K” のギタリスト、Matthew Hoopesと、Bondi EffectsのJon Ashleyとの共同開発により完成した、ニュアンスの表現性に優れたプリアンプ/ディストーション・ペダルです。
コントロールノブを見て何となくピンときている方もいらっしゃるかと思いますが、こちらは初期のフラットトップブラックボックスの名器ディストーションが元ネタのペダルです。
名器と異なる点として、こちらのDRVはバッファード・バイパス、かつ内部で18Vに昇圧され動作している点です。
イマドキのペダルにしてはバッファード・バイパスって珍しいですよね。
このバッファが地味にいい仕事してまして、アンプにギターを直結するよりもクリアでキラッとしたような艶感を与えてくれます。
肝心のサウンドですが、ゲインを上げていくと良い意味でもブーミーなファズライクサウンドになる名器に比べると、より低音がすっきりしていて音の分離感が良いなという印象。
ローゲインでプリアンプ〜オーバードライブの範囲からハイゲインディストーション的な範囲までと、ゲインの幅はかなり広いものの、特定の位置じゃないと使いづらいといった印象は全くありません。
特筆すべきはローゲインセッティングでのサウンドでしょう。
余計なローは無いにも関わらず、低音弦の存在感がハッキリと感じられるサウンドはコードバッキングにおいて唯一無二の存在感を得られます。
基本となるサウンドは名器と通ずる所がありますが、18V駆動によるヘッドルームの高さからか、クリアでグラッシーながらも耳に痛くないサウンドの質感はDRVならではと言えるでしょう!
CUTノブもかなり絶妙な効き方をします。
ここのノブは右に回すにつれてハイカットとして作用しますが、他のノブ(特にVOL)との兼ね合いで効き具合が違ってきます。
あとちょっとハイが足りない!って時にはCUTを下げるのではなく、代わりにVOLをちょっとだけ上げるとサウンド全体にハリが出るのでオススメです!
本家のダーティードライブが好きな方にももちろん、バーサタイルに使えるドライブペダルをお探しの方には特にオススメ!
今回はハイゲインとクランチで試奏動画を撮影しました。
ご参考になれば幸いです!
ぜひご検討下さいませ!