今回ご紹介致しますのはこちら!
keeley KATANA BOOST ‘Throwback White’ Edition!
こちらはチューブライクな音色を生み出すFET回路と、内部昇圧により余裕のあるヘッドルームにより生み出されるリッチなサウンドが特徴のクリーンブースターです。
ジョン・メイヤー氏も使用している事で有名なペダルですね。
ラージケースバージョンは生産完了となり、スモールケースのMiniにモデルチェンジとなっておりましたが、プレイヤーのリクエストにより設計を見直し復活したいわばアップデート版です。
前バージョンでもサウンドの要であったJFETはそのまま採用していますので基本的なサウンドはほとんど変わりませんが、切り替え可能なハイゲインモードにつきましては抵抗などの数値は前バージョンに準じつつアップデートされており、フルレンジでのブースト時に濁りがちな低域でもクリアで明瞭なサウンドを獲得しているとの事。
気になる実際のサウンドは、正にあの音!(笑)
シングルコイルの低音弦の程好く立体感を感じるあのニュアンスは、正にKatana Boostの真骨頂ですね!
ブースターとしてのサウンドとしても、まさにクリーンブースターと言った感じで、原音を損なうことなく全帯域に渡って自然なブーストが得られます。
以前にご紹介したようなEP Boosterとはまた異なる素晴らしい個性を感じるサウンドデザインで、EP Boosterがローミッドが持ち上がって太くて色気のあるサウンドに変化するのに対し、本機は入力された信号に味付けすることなくシンプルそのままブーストしてくれる印象です。
昨今、特定の帯域にアプローチするようなブースターが多い中、シンプルに音量だけブーストできるペダルはあまりありませんよね。
後段に繋いだドライブペダルやアンプの音がそのまま出力されますので、作り込んだお気に入りのサウンドをほぼ変化させずにプッシュすることができます。
機材を選ばず活躍してくれる、まさに万能なペダルと言えますね。
そして本機は筐体横のノブを引き上げることによりハイゲインモードがオンになります。
オフ時のサウンドに引き締まったロー感と真空管アンプがサチュレートしたかのような倍音がプラスされ、特にアンプのゲインを強力にプッシュしたい時に威力を発揮します。
あくまでもフルレンジブースターとしてのバランスは損なわず、抜けて聞こえる倍音感としっかりした音圧感が付与されたサウンドはまさにリードギタリストが必要としているものではないでしょうか!
そして前述したアップデートの恩恵か、ハイゲインモードでもローがダブつくようなことは一切ありません。
あらゆるシチュエーションに対応できる懐の深さは流石の一言に尽きますね。
ジョンメイヤーフリークの方でも、そうでなくても、万能なブースターをお探しのそこの貴方!
ぜひご検討下さいませ!