今回ご紹介致しますのはこちら!
Xotic Soul Driven!
元々はロサンゼルスで活躍するジャズ/フュージョンギターの名手、Allen Hinds氏のためにデザインされたシグネチャーペダルでしたが、ミュージシャン達の熱い要望でEP-Booster、RC-Boosterと並びレギュラーモデル化したモデルです。
全体の傾向としてはクリアで分離感の感じられるサウンドデザイン。
前後に接続する機材の個性を引き出しやすい、ミディアムゲインオーバードライブというのが基本となっております。
そんな本機の最大の特徴はやはり「Mid Boost」ノブですね。
いわゆる音の太さに関わってくるミッドど真ん中というよりも、音抜けに関わってくるハイミッド辺りが可変するイメージのコントロールとなっており、音を前に出したい時や、逆に少し引っ込ませてオケに馴染ませたい時にとても使いやすいバランスとなっています。
こういう4ノブの歪み系だとボリューム、ゲイン、ベース、トレブルで構成されている事が多いですが、もう少しミッドに厚みがあったら...もう少しミッドが少なければ...の「もう少し」に手が届くようにデザインされている所は流石Xoticというべきですね!
そしてもう一点、「Tone」ノブについても紹介させて頂きます。
このToneのバランスが絶妙で、歪み系ペダルにありがちな上げていくとジャリジャリになってしまうような可変の仕方ではなく、本機では音の輪郭がよりはっきりとクリアになっていく印象。
さらにはToneの位置によって歪みの質感が変わっていき、Tone下げ目でスムースかつシルキーなサウンド~Tone上げ目で輪郭のハッキリした音抜け重視なサウンドまで自由自在にコントロール可能です。
前述したMid Boostノブとの組み合わせも相まって、Toneがどの位置にあっても音抜けの具合を調整する事が可能となっています!
もちろんどんなセッティングにしたとしても、クリアで分離感があるサウンドという一貫性がありますので、組み合わせるギター、他のエフェクター、アンプを選ぶ事もありません。
これ一台でメインの歪みを作るも良し、他のエフェクターやアンプのゲインブースターにするも良し、常に掛けっぱなしにしてプリアンプ的に使うも良しと、使えないシチュエーションが見当たりません!
Allen Hinds氏のファンの方もそうでない方も、様々な場面でとにかく使えるオーバードライブをお探しの貴方に自信を持ってオススメできる逸品です!
この機会にぜひご検討下さいませ!