【レスポールカスタムのお話】
1954年に登場したGibson(ギブソン)ギターの名作『Les Paul Custom(レスポールカスタム)』は、ブラックビューティーのニックネーム通り、精悍なエボニーブラックカラーの印象がとても強いモデルです。
以前もお話しさせていただきましたが、再生産開始後の1970年以降はカラーのバリエーションも増えて、チェリーサンバースト、タバコサンバースト、ナチュラル、(かなりレアですが)ウォルナット、そしてこちらも人気の高いホワイトと、選択の幅は増えていきます。1980年以降はカスタムカラーのシルバーバーストやフェラーリレッド等、個性的なカラーも登場します。
ナチュラルカラーといえば、ボディトップのみ剥がして使用されていた1本がおなじみでしょうか。ギブソンカスタムでも何度か限定生産された仕様ですね。彼のものは1968年製といわれておりますが、今回入荷は1970年出荷と判断しておりますので、近い年式の個体といえるでしょう。
パーツを厳選してそれに近づけたり、独自のカスタマイズで個性的なギターに仕上げてもよいのではないでしょうか。