プレミアムベース小村です。
日中は汗ばむ場面が増えてきましたね。
梅雨、そして夏の接近を少しずつ感じています。
季節の変わり目は人間も楽器もコンディションが気になりますね。
先日、ライブ2連チャンだったので、相棒の養生をしっかりしてやろうと思います。
さて、今回はなかなか良い中古品が届きました。
尼崎に工房を構える、Sagoです。
ブランド独自のモデルからトラディショナルスタイル、更にはフルオーダーのオリジナルモデルまで、幅広く対応してくれる工房ですね。
(代表の高山さんが岡山出身だとか…。地元UNITY!)
プレイヤーの要望にも柔軟に応える当ブランドですが、その権化みたいな1本が届きました。
こちらはトラディショナルなスタイルとブランドの独自性を融合させた筆頭モデル「Ove」を基にした、2023NAMMショーにも出店された1本です。
まずは目を惹くボディカラー。
こちらはラップ塗装で4色に塗分けられています。
カラーチャートを眺めていると、ここの色はコレで…という探す楽しさもありますね。
これに合わせてピックガードとPUカバーもラップ塗装で仕上げらています。
じっくり見てると凄い凝ったを塗り方してるように感じます…バースト系の色にラップ塗装をやってるのかな?
ルックスも物凄いですが、一番のポイントはネック…カーボンネックです。
モデュラスやステイタス等の海外ブランドではお馴染みですが、国産工房では初の試み。
サーモウッドもそうですが、こういう新素材を積極的に活用するのはSagoさんの面白い所だと思います。
細かい織目もちょっとレーシーな感じがしますね~。
この素材も工夫されていて、生成方法を工夫すると共に内部を中空構造とすることで、木材のような鳴り方を実現しています。
トラスロッドも入っているので、調整もしやすいのも嬉しいですね。
カーボンネック…僕は過去に2本しか触ったことはないですが、当機は良い意味で「こんな音だったっけ?」と思わせてもらいました。
Sagoさんのホームページにも記されていますが、あくまで木材がある上での提案をされているからこそ、こういう音になるんだろうなぁと感じますね~。
大切に使用されてきたことが伺える、めちゃめちゃ綺麗な極上コンディションでやってきました。
是非、この機会をお見逃しなく!