アンプヘッドでも、コンボアンプでも、真空管アンプが発揮する本来の音を、一般的なアテネーターとは異なるアプローチで、真空管パワーを使用して、再度任意の音量で使用出来るFRYETTE PSシリーズは、パワーアンプという概念を世に知らしめた第一人者と言える、Steve Fryetteが送り出す、今のチューブアンプの使用法に一石を投じるコンセプトモデル!
もしかしたら貴方が一番欲している機能はこれかもしれませんよ?
今回ご紹介させていただくのは、FRYETEE PS-2A(もちろんPS-100も同コンセプトです)。
PS-2はこの一台に、様々な機能が詰め込まれており、説明も少し複雑に感じるかたも多いのでは?
シンプルにご説明すれば、PS-2には、ロードボックスの機能と、パワーアンプ(PS-2Aは50w)が一台に入っています。
この機能は別々にも使用出来ますし、もちろん同時にも使用が出来ます。
最も一般的な使用法としては、アンプのスピーカアウトをロードボックス部に接続し、そこから取り出せる信号をパワーアンプ部で出力すると言う方法でしょう。
この使用法を、簡単に例えるならば、いわゆるアテネーターの様な効果になります。
アンプは音量を上げた状態でありながら、スピーカーから出て来る音声の音量はゼロから50wの真空管アンプの持つ音量まで任意にコントロール出来るのです。
ではアテネーターとは何が違うのか?所謂アテネーターはスピーカー信号を熱等に変換し出力を抑える事で、スピーカーを動かす音量(パワー)を小さくしますが、このPS-2Aでは、接続されるアンプの音声はそのままに、その音声信号をPS-2Aの真空管アンプ部を使用し、スピーカーから音を出すので、真空管のニュアンスを損なう事無く再生することはもちろん、ワット数の小さなアンプであれば、本来の音量よりも、少し大きく再生する事も出来るのです。
ここでピンと来た方は、流石ですが、そうなんです。
PSシリーズは音を小さくするだけでは無く、任意の音量にコントロール出来るので、音量のブーストも出来るのです。プリ部はもちろんパワーチューブでサチュレーションしているアンプは、既にパワー部等でもコンプレッションが掛かるので、実はそこからの音量の上昇はあまり見込めなかったり、音量を変える事で歪みのニュアンスも大きく変化してしまいますので、その部分での音量調整はアテネーターでは難しく感じる方も多いのではないでしょうか?
それを、このPS-2A等では、任意の音量に調整する事が出来るので、本体のパワー部に余裕があれば、もちろんその分の音量アップも可能なのです。
更に、ロードされラインレベルの音声になるという事は、その後に空間系等のエフェクトをかける事も可能なので、アンプのパワーチューブまでをドライブさせた音にエフェクトを掛ける事が可能なのです。
この使用法、そうですあの方が異なる機材ですが同様の事をしていますね?
Fenderのデラックスリバーブの様なセンドリターンの無いコンボアンプでも、スピーカーアウトから信号を取り出し、そこに空間系のエフェクトとボリューム操作を使用し、他のパワーアンプでコンボの内部スピーカーから音を再生する。
こうする事で、アンプのクランチを欲しい音量でコントロールが可能になるのです。
もちろん、これ以外にも、ロードボックス部分を使用したサイレントレコーディングはもちろん、別パワーとしてのドライウエットシステム等、様々な使用法がある、FRYETTE PSシリーズの実力は、貴方のサウンドクォリティーアップの決定版となるかもしれません!
魅力の説明の全ては書き切れません。。