プレミアムベース小村です。
ルマン24時間耐久がありましたね。
結果はまさかまさか、今朝の電車広告で見たんですが…惜しかったですね~。
勝ったのはフェラーリ。昨年に続いて2連覇…嬉しいけど、けど!って気分です。
とはいえ、やはり世界最高峰の耐久レース。
色んなドラマがあったんだろうな~。ダイジェスト見るのが楽しみです。
さて、本日はこちら。
関西が世界に誇る老舗工房、TUNEのカスタムブランドにあたるPhoenixが手掛ける1本です。
TUNEよりもさらに一歩踏み込んだスペシャルスペックのモデルや、アーティストモデルを含む、コンセプトが明確なモデルを多数ラインナップするPhoenixは当店でも大人気です。
とにかく色んなモデルがリリースされている当ブランドですが、今回は看板的存在の"PHシリーズ"の一番新しいナンバリングモデル、PH-IX(9)が届きました。
(ちなみに…強引に冒頭と繋げますが、ルマンの決勝レースで史上最高速度を記録したマシンはザウバーC9という車です。)
流麗なボディが印象的な当機。
歴代モデルの系譜も感じられる1本ですね。
このモデルに掲げられたコンセプトは、ブランドを代表するエンドーザーにして大御所プレイヤー、ナルチョさんも追い求める「太くハリの有る中低音と切れの良い高音」。
まさにそれを体現するようなサウンドを備えた1本に仕上がっています。
通常はマルチラミネートを採用するモデルですが、今回はシンプルにウォルナットトップ/アルダーバックの2層ウィングを採用。
コレね、恐らくアルダーが仕事してるんだと思うんですけど、こういう構造ですがしっかり音の厚みがあります。
鳴らした時に結構驚きました。
トップのウォルナットは、国内屈指の良材ストッカーとしての一面が感じられる、放射杢の美しいクラロ・ウォルナット。ヘッドトップも同じ材です。
ピックアップも本来はシングルコイルですが、当機はハムバッカーPUを搭載。
それに合わせて前後PUで独立したシリーズ/タップ/パラレルスイッチを装着。
シングルの時は音のキレ、シリーズの時は太さとハリ、パラレルの時は厚みとヌケ感…どこを選んでも使えるサウンドをアウトプットします。
シンプルスペックながらもPhoenixらしいコンセプトに忠実なサウンドをしっかり備える当機。
弾いていると…良い前提での話になりますが、TUNEとは違う。というのを確実に感じさせてくれる1本だと思います。
(多分ですけど…同じ仕様でTWBやTWXを作ってもこうならない気がするんです。それがまさにPhoenixたる所以だろうな~と。)
良い1本が出来ましたので、是非触ってみて下さい。