【ザ・ストラトのお話】
1980年代にフェンダー各モデルのバリエーションが増えていくなか、ストラトキャスターの豪華版的な位置づけで発表された『The Strat(ザ・ストラト)』。スモールヘッドに4点止めネックジョイントを復活させたモデルで、ブラス材の金属パーツを採用したりもしていました(ちょっと重いオリジナルトレモロユニットとか、、)。
エレクトリックも特殊で、シングルコイル3基はレギュラーのストラトキャスターと共通ですが、スイッチの組み合わせ次第でミックスポジションにて直列/並列2種類のミックスをチョイスできたりします。
モデル発表時のカラーバリエーションはキャンディアップルレッドとレイクプラシッドブルー、後にアークティックホワイトも加わりました。今回の木目が透けるタイプのワインレッドカラーは、レギュラーモデルのストラトではそれほど珍しくないのですが、ザ・ストラトで採用されるのは比較的レアなパターンかもしれません。
1970年代以前のレアカラーものが高騰するなか、このあたりのレア仕様を探してみるのも面白いかもしれませんね。