プレミアムベース大阪、小村です。
甲子園も終わりまして、いよいよ秋に向かって…という感じですね。
まぁ相変わらず暑い日は続くんですけどね(汗)
変わる季節に備えて、頑張りましょう。
さて、本日はこちら。
Fromノルウェーのブランド、Trondheim Audio Devices(トロンハイム・オーディオ・デバイセズ)のエフェクターです。
当ブランドは音楽プロデューサーとして手腕を奮うジョン・トレ・ドンブ氏によって設立。
プロデューサーという氏の本職もあり、IRやプラグインのドラム音源を手掛けていたブランドなのですが、当機は初のベースエフェクターとして手掛けられた1台です。
めっちゃシンプルに言うと「歪みエフェクター」なのですが、そういうブランドが作ったモデルということで、結構ユニークな1台。
小さい筐体にはコンプレッサーとマルチバンドディストーションが一緒に纏められています。
最近のレコーディング手法っぽいですね。コンプで低音を引き締め、歪ませてアタック感を出す…こういうアプローチは当ブランドだからこそという印象です。
この歪みも結構幅が広くて、チョイ歪みからガリガリハイゲインまで自在。ミックスコントロールも付いているのである程度ニュアンスも出しやすいです。
ミドルとトーンも付いているので、シンプルながら音も結構追い込めます。
そしてこのペダル、フットスイッチがバイパスではなく「歪みとトーンのON/OFF」です。
なのでコンプとミッドとミックスは常に掛かった状態となってるんです。
(赤が歪みON、青が歪みOFFです。)
最初はスッゴイ戸惑いましたが「プリシェイプした音に歪みを乗っける」っていうイメージを持ってもらうとなんとなく掴んでもらえるかと思います。
こういう作用をするので「クリーン/歪み」というチャンネル切替的な使い方も出来ますし、ミックスを上手く使って「バイアンプのイメージで常掛け」という感じもアリ。
そしてコレが一番大事、そんな凝ったサウンドメイクを「誰でも簡単に」作れるのがこのペダルの良い所です。
(実際にやろうと思ったらプラグインでめっちゃイジらな狙い難い質感なんですよね~。エフェクターでやろうとしてもブレンダーだ何だいるんでシステム/ルーティングが大規模に…。)
ということで僕もやってみました。イメージは…Your Demiseの2ndっぽい感じ。
Bad Wolvesのカイルをはじめ、世界中のユーザーから支持されている1台。
メーカー動画でも上がっていますが、昨年のNAMMショーでも注目された様子が感じられますね。
(ちなみにサウンドサンプルの動画も面白いのでよかったらチェックしてみて下さい。)
なかなか個人的にもヒットした1台、是非触ってみて下さい。
ぶっちゃけコレと補正用で10バンドEQあったら十分かも…。(使う使わんはさておき、ベース用ボード組んでみよかな(笑))