今回は Bacchus の Universe Series より『GS-2DX RSM/M』、『GS-4DX RSM/M』のご紹介です。
こちらはエントリーモデルながら、随所にこの価格帯では考えられないスペックを詰め込んだモデルです。
エントリーモデルといえば "必要最低限のスペックでなるべくコストを抑える" がモットーなものが多いですが、さすがはディバイザーブランド、ひと味違います…!
正直「どうやってその値段で作ってるんだ」と思ってしまう特徴がこれでもかと盛り込まれています👀
まずこちらの2機種の違いは PU(ピックアップ)レイアウト のみで、"GS-2DX RSM/M" が SSH配列、"GS-4DX RSM/M" が HSH配列を採用していて、それ以外のスペックは一緒です。
クランチやカッティングを多用するポップスのようなジャンルを弾く方には、フロントPUがシングルコイルの "GS-2DX RSM/M" がオススメです。
ハイゲインや深くて甘いサウンドが欲しい方は、フロントPUがハムバッカーの "GS-4DX RSM/M" をオススメします💪
そしてボディシェイプ。Bacchusブランドの最上位モデル "G-STUDIO" を継承したボディシェイプを採用していて、通常のSTモデルと比べると少しスリムで小振りな形をしています。
ボディバックも抱えやすいように体が当たる部分に "コンター加工" が施されたり、ネックとのジョイント部分もハイフレットが弾きやすいように "ヒールカット" で少し削られていたりと、最上位モデルならではのスペックを両モデルに落とし込んでいます👀
またジャックをボディサイドに配置して、立って弾く際にシールドが邪魔になりにくかったり、シールドの抜き差しが行いやすいように工夫されています。サウンドの出力に関わるデリケートな部分なので、ココが簡単に操作できるのはとてもありがたいです🙏
ここからはちょっとマニアックなスペックのお話しです👀
ネックには他ブランドの上位モデルでも見られる "ローステッドメイプル" を採用しています。
ローステッドメイプルとは、「木材を高温で加熱処理して人工的に中の水分や油分を揮発させ、経年変化した状態に近づけてネックの反りなどの環境変化をなるべく起こりにくくした木材」のことを指します。
ネックの反りが起こりにくいことがよく注目されますが、木材が十分に熟成されたような鳴りをしているのでサウンド面でも良い方向に働いています💪
そして "ステンレスフレット" の採用!これがいちばんオドロキでしょうか…
通常はニッケル素材のフレットを使用するのですが、ステンレスフレットを採用することによって削れにくくなりフレットの寿命が延びます。鉄の硬度が上がるのでサウンドも粒立ちが良く立ち上がりが速くなりモダンなジャンルに向いています💪
ステンレスフレットはコストの面を考えてエントリーモデルで使用されることはまずありません。というより今までこの価格帯でこれだけのスペックを備えたのは本当にBacchusぐらいではないでしょうか…それぐらい衝撃でした🤯
そしてあると嬉しい "コイルタップ・スイッチ" の装備。
コイルタップ・スイッチとは、ハムバッカーPUを片方のコイルだけ効くようにしてシングルコイルPUのトーンに切り替えることができるスイッチです。"GS-2DX RSM/M" ではリアPU、 "GS-4DX RSM/M" ではフロント&リアPUがシングルコイルトーンに切り替えられます。
つまり、どちらのモデルも一般的なSTモデルのような "3シングルコイルPU" のサウンドを再現できるのです!!✨
ハムバッカーはどうしても中低域が強くなり歪みやすいので、クランチなどの軽やかなゲインサウンドにはあまり向いていないのですが、このスイッチを使うことでサウンドメイキングの幅が広がります!これもオプションとして付いていると嬉しいスペックの一つですね👀
トータルでみると本当にユーザーフレンドリーに作られているので、ハイエンドギターに使われるようなスペックをこれだけ備えてこの値段なのは ""本当にスゴイこと"" です!!
カラーバリエーションもそれぞれ15種類とかなり豊富なので、お気に入りの一本が見つかると思います💪
(ちなみに商品ページのデモ動画で弾いている "有賀教平" さんは、Official髭男dismの曲でギターアレンジをしたり、様々なアーティストのサポートやレコーディング等、多岐にわたって活躍しているすんごいお方です。ぜひ一度見てみてください👀)
ギタリストにとって多くの嬉しいポイントを随所に備えた、スーパー・ハイコスト・パフォーマンス・モデル!
最初の一本としてはもちろん、サブギターとして一本持っていても間違いないオススメのギターです✨