【LEHLE P-ISO TRS XLR STEREO レビュー】
新製品。「オーディオ信号をバランス接続のXLRに変換」
アンプ・キャビネットシミュレーター系をシールドやパッチケーブルで直接オーディオインターフェースへ接続している人や、エフェクターボード最終段からライン出力している人は、今までの機材に追加してグレードアップを狙いましょう。
ノイズ耐性や音質にこだわるなら導入をお勧めします。
特にUAFXやstrymonユーザーは必見!
ステレオL/RそれぞれをXLRキャノンでアウトプットできるようになります。
XLRバランスが省かれているor1系統しかない機種に繋ぐのもアリですね。
(例:Line6 HX Stomp・KEMPER PROFILER PLAYER等)
ポイント①
「電源が必要ない! 」
ACアダプターでノイズ源を増やしては本末転倒ですし、パワーサプライのポート数にも限りがあります。
パッシブは非常に有難いポイントです。
ポイント②
「単純に音質が良い!」
LEHLE製品は、とにかく音質劣化が少ないです。
スイッチャーやボリュームペダルとかもすごいので要チェック。
ポイント③
「用途が広い!」
ちなみにRインプット端子のみから入力すると、単純に2系統のパラレルになります。
L/RステレオINしなくても簡易D.I.的に使えます。
ポイント④
「Ground Lift Switch搭載!」
グランドリフトスイッチが付いたので、グランドループによるノイズを防ぐことも可能。(スイッチを押すとアースが接続されます)
モノラルIN/OUTの従来モデルは、絶縁状態がデフォルトでリフトをOFFにできなかったので、楽器を直接インプットできませんでした。
新製品のステレオモデルなら、「ギター・ベース→P-ISO TRS XLR STEREO→オーディオインターフェース」という接続も可能に。
DAW上プラグインのアンプシミュレーターを使った音作りにも活用できます。
ご自身の用途に合ったモデルをチョイスしてくださいね。
こういった機材は、ギタリストだと馴染みのない方も多いかもしれません。
エフェクトがかかるわけでもない謎の箱に4万円も払うのは抵抗があるかもしれませんが、1台持っておけば様々な場面で活躍し続けるので、超オススメです。
宅録やデジタル機材と縁がないと宝の持ち腐れになるかもしれないけど、使い倒す人にとっては神アイテム。
そんな新製品でした。