ギターアンプの巨匠Mark Sampson氏が20数年ぶりに復帰して手掛けた名機「Bad Cat ERA」がこの度ついに日本
発売となりました。
Bad Cat from California
ERA 30 Head Gray w/2x12 Extension
Mark Sampson氏は、かのMatchlessを創設した伝説のアンプデザイナーです。
20年ぶりにBadCatに復帰して自ら設計を行った渾身のハンドワイワドシリーズ。その中でも90年代中期に手掛けた
BadCatアンプをモチーフに、ニューモデルERAとして30数年ぶりに現代に蘇らせました。
パワーチューブにEL84を採用した30W出力。フェーズインバーター後段にPre Volumeを設置する事で、プリアンプで増幅した信号をパワーアンプ部へプッシュすることでワイルドでハイパワーなチューブサウンドが得られます。
特徴なのはプリアンプにEF86管チャンネルと12AX7管チャンネルを切り替える事でクリーンとクランチトーンを選択できるようになっています。EF86管はかつてヴィンテージVOXやマッチレスで採用されていたプリ管で、もともとはオーディオ用として使用されていた
低ノイズの5極管です。ギターアンプの初段に使用する事でクリーミーで分離の良い歪みが得られ、これがサンプソンサウンドの
特徴なのだと思います。
恐らく弾いた瞬間にそのレスポンスの早いストレートなサウンドに驚かされると思います。
そしてスピーカーキャビネットですが、良質のバルチックバーチ材で組み立てられた専用エンクロージャーにUK産セレッション12"スピーカーが2本搭載され、ERAヘッドからの信号を100%の状態で放出してくれます。
サウンドバランスが良いスピーカーとキャビネットとの抜群のコンビネーションです。
故マーク・サンプソン氏の熱いロック魂を感じる非常に素晴らしい「フルチューブアンプ」です。
是非ご自身のギターをお持ち込みいただきじっくりお試しいただければと思います!