リトルマークのプリ部にチューブを搭載したモデル。

この「Little Mark Tube」は、プリアンプ部にチューブを搭載し、パワーアンプ部にClass-D回路を採用することで、500W(4Ω)の大出力にして、2.97kgと超軽量ながらも真空管ならではの太く温かみのあるサウンドを、驚異のコンパクトサイズで実現しています。

プリアンプ部は、ソリッドステート・プリアンプ部とチューブプリアンプ部の二つのプリアンプを併せ持ち、フロントパネルのミックスコントロールにより、二つのプリアンプをミックスすることで、通常のリトルマーク同様、ソリッドステートの鋭く透明感のあるサウンドから、チューブアンプ特有のウォームで図太いサウンドまで、環境やベースに合わせて柔軟な音作りが可能となります。

さらにMarkBassではお馴染みのフィルター・コントロール・VLE(VintageLoudspeaker Emulator：250 -20 kHzのカット)、VPF (Variable Preshape Filter: 約350Hz域をカット)も健在で、EQと併用することで、クラシックなチューブアンプを彷彿させる温かく太いサウンドから、鋭いスラップ・サウンドまで、自由自在に設定可能です。

インプットには、それぞれでゲイン調整が可能な、通常の1/4フォン・ジャックに加え、フォンとXLRが両方使用可能なコンボジャックの二つのインプットを装備し、コンボジャックには48Vのファンタム電源も搭載しております。また、ライン出力のボリュームコントロールやセンドリターン、チューナーアウト等、現場で役立つ機能も充実してます。

楽器本来のトーンを忠実に再生しつつも、良い意味でのベースアンプらしいボリューム感や適度なアンプのキャラクターを持っており、これまで大型のヘッドアンプでしか手に入れることの出来なかったチューブ・サウンドを、可搬性に優れた超軽量のコンパクトサイズで見事実現したモデルです。これまでの軽量アンプに物足りなさを感じていた方は、是非一度お試し下さい。