本機は近年人気沸騰中のMaster Builder Vincent Van Trigtが製作した1963 Stratocasterです。
オリジナルと見紛うほどの圧倒的に渋くリアルなHeavy Relic仕上げの本機。塗装の上からでも木目が見える程の薄さで吹かれたニトロセルロースラッカーフィニッシュのボディは激しく塗膜が剥がされており、露出した木部の生々しい導管やダーティな色味や、ツヤを失ったブラックフィニッシュの鈍い光沢具合など、どの角度から眺めても見る者を惹き込む魅力に溢れています！カラーリング、ウェザーチェック、ハードウェアの面取りやダメージの表現の仕方など、レリックマスターと称された師匠John Cruzから譲り受けた新世代の匠の技が存分に堪能できる1本です。
塗装が剥がされた箇所から確認することができるアルダー材は木目の入り方が綺麗に整っておりミドルウェイトで弾き応え、バランス共に良好。キメの細かいタイトな木目でいかにも剛性の高そうなクォーターソウンメイプルとのコンビネーションでは太くドスの効いた立ち上がりにふくよかさと粘りが程好くプラスされており、ホットでブルージーなスケールの大きい鳴りがお楽しみいただけます。
琥珀色に激しく焼けた色味のメイプルネックに指板は63スタイルのラウンドラミネイトのインディアンローズウッド。均一に濃い目の色味で質感も良く、ダーティなギターの雰囲気をより一層深めています！
指板面は扱い易い実戦的なスペックでオーダーしており、滑らかな運指を可能とする6100/Jumboサイズフレットに10インチの指板ラジアスを採用しました。ネックバックは大部分の塗装を剥いでサラサラとした質感で手触り良く、フレット&指板エッジの丁寧なロールド加工で握り心地抜群です。
ピックアップはCustom Shopが誇るピックアップマスター、ホセフィーナ女史のハンドワウンドによる62/63 Stratocasterセットを搭載。弾き手の意図をそのまま表現するハンドワウンドならではの再生力、タイトさとパンチのあるブルージーなトーンが堪りません！ギター本体の素晴らしいマテリアルが生み出す至高の鳴りを余すことなくアンプへ送り込み、ギターの振動をプレイヤーの声として表現力豊かにアウトプット、時には叙情的に、時には激しくオーディエンスの感情を揺さぶります！！
現在Vincentの作品は世界的に非常に人気が高く、そのためオーダーから入荷までの期間がマスタービルダーの中でも随一となっており、日本国内でも市場に出回る数も僅少です。ぜひお早めにご検討下さい！！
Serial No. VVT0262
Weight≒3.50kg
Date 06/28/2024
Finish: Nitrocellulose Lacquer
Body: Alder 2-Piece Off Center Seam
Neck: Quartersawn Maple
Fingerboard: Indian Rosewood Round Laminate
Shape: 59 Esquire C / .790(1st)-.970(12th)inch
Fingerboard Radius: 10inch
Frets: 21 / Jumbo / 6100
Pickup: Josefina Hand Wound 62/63 Stratocaster
Controls: Volume， Tone(Neck)， Tone(Middle&Bridge)， 5way
Bridge: American Vintage Stratocaster
Hardware: Nickel/Chrome
Case: Black Tolex Hard Case